未経験から施工管理へ! 経験・年齢を問わず挑戦できる理由や必要な能力を紹介 

こんにちは。千葉県大網白里市を拠点として、水回りリフォームや屋根の遮熱工事、塗装工事を手掛けている有限会社セーワ住設です。


建設現場全体の責任者である「施工管理」は、どのような工事にも必要とされる重要な役職です。建設関係の職業の中では給与水準が高く、やりがいもあります。そのため施工管理に興味があるものの、「自分は未経験だから」「もう40代だから」といった理由であきらめている方も多いのではないでしょうか。


しかし、その心配はいりません。実は施工管理は、経験や年齢に関係なく挑戦できる仕事なのです。ここでは、経験や年齢を問わず施工管理になれる理由や、施工管理に必要な能力について解説します。




■未経験からでも施工管理になれる理由

施工管理は、その重要性や仕事の規模の大きさから、「経験者でなければ就職・転職は難しい」と思われがちです。しかし実際には、未経験者でも就職し活躍できる可能性が十分あります。主な理由は以下の3つです。



・資格がなくても就職できる

実は施工管理は、特別な資格を持っていなくても従事できる仕事です。キャリアアップを目指すなら「施工管理技士」という資格を取得すべきですが、これは働く上で必須というわけではなく、そもそも一定以上の実務経験がなければ受験できません。誰でも無資格からのスタートとなるため、資格の有無が問われることはないのです。



・人材不足による需要の高まり

施工管理に限らず、建設関係の仕事はニーズが安定していることで知られています。なぜなら、新設・建て替え・リノベーションなどを問わず、建設工事というものはなくなることがないからです。


その一方で、近年では高齢化による熟練者の大量離職や、少子化に伴う若手人材の不足といった事態が発生しています。施工管理もその例に漏れず、担い手不足が続いている状態です。そのため、多くの企業が人材獲得に力を入れており、未経験者でも歓迎されるようになっています。



・働き方改革による人材不足の加速

建設業界では長時間労働が常態化し、労働環境が悪い状態が長く続いてきました。近年では、これを改善するために働き方改革が推進されています。たとえば、2024年4月からは、時間外労働の上限規制が罰則付きで設けられました。


しかし、長時間労働を規制すれば、今までと同じ人数で現場を回すのが難しくなってしまいます。つまり、人材不足がさらに加速したのです。これを受けて、企業はより人材獲得に力を入れるようになっています。未経験から施工管理になるなら、今がまさにチャンスといえるでしょう。




■年代別:未経験者でも施工管理になれる理由と心構え

施工管理を目指す際、自分の年齢を気にする方も多いと思われます。しかし、経験と同じく、年齢もそれほど問題にはなりません。施工管理になれる理由や目指す際の心構えを、年代別に見ていきましょう。



・20代

20代はまだ若く、経験不足が気になるかもしれませんが、その若さこそが最大の強みとなります。施工管理は多くのことを学ぶ必要があり、また高齢化も進んでいるため、若者を獲得して1から育てたいと考えている企業は非常に多いからです。


採用の際には経験よりもポテンシャルが重視されるため、熱意や基本的な能力を中心にアピールするといいでしょう。特に、何でも積極的に学ぶ姿勢をアピールすることが大切です。



・30代

30代になると、20代に比べて社会経験が豊富になり、自信や貫禄もついてきている方が多いと思われます。そのため、体育会系的な風潮が強い建設業界においても、物怖じせずに活躍しやすいのが大きなメリットです。施工管理は、関係者にはっきり物を言わなければならない場面が多いため、「年齢を理由に軽く見られない」点は決して馬鹿にできません。


また、社会人としての基本的な能力や教養が身についている方が多いでしょうから、基礎教育にあまり時間を割かなくていいという点も企業にとってはメリットとなります。最も扱いやすい年代といっていいかもしれません。



・40代

40代は、一般的に転職が厳しくなってくるといわれる年代です。しかし、高齢化が深刻な建設業界においては十分若い年代であり、多くの会社が歓迎しています。実際に40代で施工管理に初挑戦し、施工管理技士の資格を取得して活躍している人は、決して少なくありません。


ただ、20代や30代に比べると若さという点で劣っているのは確かであり、別の部分で補う必要があります。重視されるのはもちろん、それまでの職業の経験です。後述するように、施工管理として活躍するためにはさまざまな能力が必要になります。過去の職務経験をもとに、それらのスキルが身についていることをアピールしましょう。




■施工管理になるために必要な能力とは?

施工管理は、現場の管理に関わるさまざまな業務を手掛ける仕事です。当然、それらを日々こなせるだけの能力が求められます。特に重要な3つの能力をご紹介しますので、自分に備わっているかどうかチェックしてみてください。



・マネジメント能力

マネジメント能力とは、人材やお金、資材、時間などを適切に管理し、効率よく組織運営を行う能力のことです。スケジュール管理に作業員の配置、現場への指示、資材の発注、関係各所との打ち合わせ、その他事務作業など、施工管理の業務は多岐にわたります。これらをスムーズにこなして目標を達成する上で、マネジメント能力は必要不可欠です。



・コミュニケーション能力

施工管理は、業務の中でさまざまな立場の人と接することになります。具体的には、現場に入っている業者の作業員や自分の会社の上司、役所の担当者、近隣住民、そして施主などです。


これらの人たちに指示を出したり要望を伝えたりする一方、相手の意見も聞かなければなりません。時には関係者同士で意見が対立したり、厳しいことを言わなければならなかったりすることもあるでしょう。そのような現場をまとめ上げて工事を進めるためには、バランスの取れたコミュニケーション能力が必要です。



・トラブル対応力

工事現場では、しばしば予定外のトラブルが発生します。具体的には、「作業員が足りない」「資材が届かない」「事故が起きた」「図面に不備があった」「施主から注文がついた」などです。


こういった状況では、トラブル自体を解決するだけでなく、スケジュールへの影響を最小限に抑えなければなりません。施工管理には、そのための指示出しや関係各所との折衝、スケジュールの変更など、柔軟な対応ができる能力が求められます。




■未経験から始める施工管理のキャリアプラン

未経験から施工管理になる場合、どのようにキャリアアップしていくのかをしっかりと考えておくことが大切です。計画的に動けば、その分スムーズにキャリアアップでき、経験や年齢による差を埋めることもできます。一般的な施工管理のキャリアプランをご紹介しますので、参考にしてください。



・実務経験を積む

まずは、現場で先輩や上司のサポートをしながら実務経験を積みます。これは、仕事を覚えるためなのはもちろんですが、施工管理技士の資格を取得するために一定以上の実務経験が必要だからです。日々の仕事を通じて1つでも多くのことを吸収し、気になる点があれば何でも質問しましょう。


なお、「施工管理技士」という資格は、「建築施工管理技士」や「土木施工管理技士」など、分野別に全7種類あります。セーワ住設の場合、主に必要なのは建築施工管理技士ですので、以下の項目では建築施工管理技士について解説します。



・2級建築施工管理技士の資格を取得

受験に必要な実務経験を積んだら、2級建築施工管理技士の資格を取得します。試験は第一次検定と第二次検定に分かれており、両方に合格すると資格を取得できます。


このうち、第一次検定は17歳以上なら誰でも受験可能です。第一次検定に合格した段階で「2級建築施工管理技士補」となり、2級技士補としての実務経験が3年以上あれば第二次検定を受験できます。そのため、第一次検定はなるべく早い段階で合格しておくのがおすすめです。


2級建築施工管理技士の資格があれば、一定規模までの建築工事の現場において技術上の管理を司る「主任技術者」になることができます。また、一般建設業の営業所に配置される「専任技術者」になることも可能です。



・1級の施工管理技士の資格を取得

2級建築施工管理技士の資格を取得してさらに実務経験を積んだら、上位の資格である1級建築施工管理技士の資格を取得します。1級の試験も2級と同じく、第一次検定と第二次検定に分かれており、両方に合格すると資格を取得できます。


第一次検定は、19歳以上なら誰でも受験可能です。第一次検定に合格した段階で「1級建築施工管理技士補」となり、1級技士補としての実務経験が一定以上あれば第二次検定を受験できます。必要な実務経験は、携わった工事の規模や内容によって異なり、最短1年~最長5年です。


1級建築施工管理技士の資格があれば、主任技術者に加えて「監理技術者」になることができます。監理技術者は、一定以上の規模の工事において、主任技術者の代わりに配置される役職です。また、特定建設業の営業所に配置される「専任技術者」になることもできます。


要するに1級の保有者は、担当できる工事の規模の上限がなくなるわけです。1級取得後にさらなる経験を積めば、施工管理のプロフェッショナルになれるでしょう。




■まとめ


施工管理は、無資格でも働けるのに加えて需要も高い仕事です。そのため、経験や年齢を問わず就職しやすい環境が整っています。施工管理に興味がある方や、自分に適性があると感じる方は、遠慮なく挑戦してみるのがおすすめです。そして就職先を探す際には、教育制度や資格取得支援制度が充実し、未経験者でも働きやすい環境の会社を選ぶといいでしょう。


セーワ住設では、戸建新築やリノベーションの工事現場で施工管理として働いてくれる方を募集しています。弊社の代表は15年以上現場の職人として経験を積み、先代から会社を引き継ぎました。常に職人と同じ目線に立って仕事をしてきたため、職人や従業員と良好な信頼関係を築いています。


弊社は業界でも珍しい希望フレックス制を導入。出社時間を調整可能で直行直帰もできるなど、個人の裁量で働きやすいのが魅力です。残業時間は月10時間未満と少ないため、プライベートも充実させられます。


また、工事は原則として社内で完結させているので、外注する会社と比較して意思疎通がスムーズ。仕事でストレスを感じにくく、社内で連携が取れていることから毎朝の朝礼もありません。


教育体制も整っているため、未経験からでも一流の施工管理へと成長できる環境があり、実際に未経験入社したスタッフが活躍中です。入社時は資格がなくても大丈夫。ベテランスタッフがしっかりと指導し、会社全体で取得をサポートします。仕事に関係する資格の取得費用は、全額会社負担なので安心です。一歩ずつ着実に成長していきましょう。


その他の福利厚生も手厚く、幅広い年代のスタッフが在籍しているため、切磋琢磨しながら快適に働く事が可能です。ワークライフバランスを優先して働きたい皆さん、セーワ住設で施工管理としてキャリアアップしてみませんか? 興味のある方はお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。


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