千葉県大網白里市を拠点に、戸建住宅の建築とリフォーム、ユニットバス・キッチンなどの住宅設備全般の施工を手掛けている有限会社セーワ住設です。
建設現場には、多くの業種の職人が出入りしています。それぞれ、自分の担当する部位の仕事をするために現場に入るので、同じ現場には入っていても見知らぬ人同士なことが大半です。そういった職人たちが一つの物件を滞りなく効率よく工事を進められるよう、現場での調整や進捗状況の管理、施工品質や原価を管理する役割を担うことが施工管理の仕事です。
今回は、施工管理の仕事内容や一日のスケジュール、残業時間の実態についてわかりやすく紹介します。
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■施工管理(工事管理)の仕事とは?
施工管理とは、建設工事の現場作業員、職人を指揮監督し、工事全体を管理することです。
メインとなる業務内容は、下記4つに分けられます。
① 工程管理・・・設計図に沿って、円滑に工事を進めるためのスケジュール管理
② 品質管理・・・仕様書や設計図に規定された材料の寸法や強度を保って、建物の品質を満たす管理
③ 安全管理・・・現場に入る作業員、職人、周囲の安全を確保するための管理
④ 原価管理・・・材料費、人件費、職人の日当など工事に関わる全ての原価を計算して、所定の利益を確保するための管理
業務の内容や4代管理についての詳細はこちらの記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
施工管理の仕事とは?日々の業務内容をわかりやすく紹介!
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■一般的な施工管理が行う1日の仕事の流れ
一般的な工事現場で施工管理を行う場合のおおまかな一日のスケジュールは下記のようになります。
⇒7:00:出勤、朝礼準備
前日からの引継ぎ事項や共有情報を確認
⇒8:00:朝礼
当日のスケジュールの確認、現場の危険個所や異常箇所がある場合は情報共有、
安全管理の再確認
⇒8:30:現場スタート
現場の巡回、進捗確認、写真撮影、危険個所や安全環境のチェック、作業員への指示や現場打合せ
⇒12:00:昼休憩
⇒13:00:昼礼
午後の作業内容の確認、安全装備の再確認
⇒13:15:現場再開
作業の進捗状況の確認、現場巡回、作業員への指示や現場打合せ、社外打合せ(業者、顧客など)
⇒17:30:現場作業員の業務終了、事務所で作業
施行図作成、原価計算、作業進捗状況によってはスケジュール再調整、各業者への連絡
事務作業(資材発注、報告書作成など)、会議、社内での引継ぎ作業
⇒20:00:退勤
完成間際や繁忙期など、場合によっては残業あり。
■夜間工事がある場合の1日のスケジュール
夜間工事の多くは、交通量の少ない時間帯に行う道路工事、終電から始発の間に行う鉄道工事、営業時間外に行う商業施設など、人の流れや営業時間に配慮が必要な場合に行われます。
夜間工事がある日のスケジュールは下記のとおりです。
⇒7:00:出勤、朝礼の準備
前日からの引継ぎ事項や共有情報を確認
⇒8:00:朝礼
当日のスケジュールの確認、現場の危険個所や異常箇所がある場合は情報共有、安全管理の再確認
⇒8:30:現場スタート
現場の巡回、進捗確認、写真撮影、危険個所や安全環境のチェック、作業員への指示や現場打合せ
⇒12:00:昼休憩
⇒13:00:昼礼
午後の作業内容の確認、安全装備の再確認
⇒13:15:現場再開
作業の進捗状況の確認、現場巡回、作業員への指示や現場打合せ、社外打合せ(業者、顧客など)
⇒17:30:現場作業員の業務終了、事務所で作業
各業者への連絡や業務日報作成など、急ぎのものだけ処理
⇒19:00:一時帰宅して仮眠をとる
現場の場所によっては、事務所の仮眠室を利用する場合もある
⇒23:00:再び現場に出勤
引継ぎ事項や共有情報を確認
⇒23:30:夜間工事スタート
現場の巡回、進捗確認、写真撮影、危険個所や安全環境のチェック、作業員への指示や現場打合せ
⇒5:00:現場作業員の業務終了、事務作業
次の担当者への引継ぎ、業務日報作成など
⇒7:00:退勤
夜勤明け日は休日
前日が休日の場合や夜勤明けの場合は、十分な休息を取ることができるので、万全の体調で夜間の業務に就くことができます。しかし、シフトによっては、日勤の次の日に夜勤が入る場合もあり、その場合は体力的にもきつくなることもあります。仮眠時間に、しっかりと休息をとって夜間の業務へ備えることが重要です。
■ハウスメーカー施工管理の1日のスケジュール
同じ施工管理でも、ハウスメーカーの施工管理の場合は、スケジュールが異なります。大手ハウスメーカーの場合、一つの地域で同時に数十軒の現場が動いていることもあります。そのため、一人の施工管理が20軒近く掛け持ちする場合もあります。それぞれの物件を移動しながら管理する動きがメインとなるため、一つの現場に集中して管理するよりも、大工や職人とのコミュニケーションが希薄になりがちです。また、それぞれの現場で工事進度は異なるため、進捗状況の管理、発注業務など、進捗状況の違う複数の作業を短時間にこなす必要があり、マルチタスクを処理するための高い能力が必要とされます。
⇒7:00:出勤、朝礼の準備
前日からの引継ぎ事項や共有情報を確認、営業担当、設計担当からの前日の引継ぎ内容を確認
⇒8:00:朝礼
現場での朝礼はなく、社内で他部署と合同で行う。社達や業務連絡の確認など
⇒8:30:現場スタート
現場が始まる時間までに到着できない場合、現場の朝礼は大工の棟梁に任せることも多い
現場の巡回、進捗確認、写真撮影、危険個所や安全環境のチェック、作業員への指示や現場打合せ
⇒10:00:別の現場へ移動
現場の巡回、進捗確認、写真撮影、危険個所や安全環境のチェック、作業員への指示や現場打合せ
⇒12:00:昼休憩
⇒13:00:別の現場へ移動
現場の巡回、進捗確認、写真撮影、危険個所や安全環境のチェック、作業員への指示や現場打合せ
⇒15:00:別の現場へ移動
現場の巡回、進捗確認、写真撮影、危険個所や安全環境のチェック、作業員への指示や現場打合せ
⇒17:30:現場作業員の業務終了
顧客への進捗状況報告(電話、メール)施行図作成、原価計算、作業進捗状況によってはスケジュール再調整、各業者への連絡、事務作業(資材発注、報告書作成など)、会議、社内での引継ぎ作業、
⇒20:00:仕事終了、退勤
繁忙期、期首期末、社内のキャンペーンで棟数が増加した時など、場合によっては残業あり。
■施工管理の残業時間の実態は?
社会全体での「働き方改革」への取組などの影響もあり、建設業界全体を見ても、以前と比べて労働環境は改善されてきています。しかし、施工管理の仕事は、他の職種と比べても残業時間が減らすことができないのが現状です。その理由として、下記のようなことが考えられます。
・経験の浅い施工管理者が、現場でも段取りを掴むまでに時間を要する
新入社員や未経験の中途社員にとって、現場の段取りを理解するまでに、多くの時間がかかります。現場でもチェック事項、確認事項が多数あることに加え、現場ごとの特殊な事情が含まれるケースもあり、マニュアル通りの対応だけでは難しいこともあります。一軒完工までやり遂げたとしても、その経験だけでどんな物件でもこなしていけるようにはなりません。
現場での管理業務が効率よく進まず、時間がかかってしまうと、事務所に戻ってからの事務作業は残業してこなすことになりがちです。
・店舗のオープン日が決まっている場合など、工期の変更ができない
工事の完成に合わせた広告展開や集客活動を行っているなど、オープン日の変更は売上機械の損失につながってしまいます。そのため、工期の変更が難しい場合も多く、なんとしても間に合わせるために残業する必要性出てくるケースもあります。また、規模の大きな現場の場合、一つの工事が遅れてしまうと、全体の工期に間に合わせるために次工程にしわ寄せがいってしまうので、それを防ぐためにも約定工期を守りきるために残業して補うこともあります。
・天候に左右されやすい
悪天候によって、現場が進められない場合、工期までの作業時間が圧迫されるだけでなく、スケジュールの組み直し、各業者への連絡など事務作業も増加します。工期内で納めるために残業が必要となる場合もあります。
■まとめ
施工管理の主な一日のスケジュールや残業時間が多くなる理由について解説しました。ここまで読んだ中で、「大変そう」なイメージをお持ちの方も多いかと思われます。
拘束時間やスケジュールだけを見ると、デメリットばかりに感じるかと思いますが、施工管理は、地図に残る建物に携わることのできるやりがいの多い職業です。担当した建物の完成時の達成感、顧客からの感謝の言葉を掛けられた時に大きな満足感は代えがたいものがあります。
有限会社セーワ住設では、施工管理職として一緒に働く仲間を募集中です。
ここまで紹介した施工管理の「大変そう」に配慮した働きやすい環境が整っています。
大工を含めた専門工事の職人が社内に在籍しているため、円滑なコミュニケーションをとることが可能です。それぞれ外注に依頼する他社と比較しても連携がとりやすく、万が一現場でトラブルが起きた際も協力し合って解決へ進めることができます。
また、教育体制も整っており、未経験の方でも、OJTによる無理のないスキルアップが可能です。建築に関わる資格についても資格取得支援制度が利用でき、全額会社負担で取得に向けた勉強に集中できます。
丁寧な教育制度によって、はじめての現場での段取りでも迷うことなく、効率よく業務にあたることができます。繁忙期においても、フォローしあって乗り切るため、社員の残業時間も10時間未満となっています。
入社時において、実務経験の有無や保有資格は問いません。未経験の方も大歓迎です。
現在働いている社員の中には、未経験から始めて施工管理技士として活躍している社員も大勢います。
転勤もありませんので、単身赴任は避けたいけれど子どもを転校させたくない、介護等の問題や持ち家があるため引っ越したくないなど、お住まいの土地でじっくりと働き続けたい方にもぴったりです。
関東エリアで建設業に就職や転職を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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