【ボコボコうるさい!】排水管の異音はトラブルの前兆?音の種類ごとの原因や正しい対処法を解説

こんにちは。千葉県大網白里市を拠点として、水回りリフォームや屋根の遮熱工事、塗装工事を手掛けている有限会社セーワ住設です。


皆さんは、ご自宅や職場などで水道を使った際、排水管からの異音を聞いた経験はありませんか? 「ボコボコ」「ドンッ」「キーン」といった異音は、いずれも排水管の異常を知らせるサインです。


放置すると大きなトラブルにつながるため、早めに対応しなければなりません。そこで今回は、異音の種類ごとの原因や放置すると起こるトラブル、対処法について解説します。




■排水管の異音は不具合のサイン!音の種類別に原因を紹介 

排水管から異音がするのは、何かしらの不具合が起きているからです。また、一口に排水管の異音といってもさまざまな種類があり、どのような音なのかによって原因も異なります。まずは、音の種類別に原因を確認しておきましょう。



・「ボコボコ」という音 

ボコボコという音がする時は、食べ物の残りカスや油、洗剤などによって、排水管が詰まっている可能性があります。排水管が詰まっていると、水の流れが悪くなって中に溜まり、空気が行き場を失います。その結果、排水溝に空気が逆流してきて、ボコボコと音が鳴るのです。



・「ドンッ」「ガンッ」という音 

水道の蛇口を閉めた時に、「ドンッ」「ガンッ」というハンマーで殴ったかのような衝撃音がすることがあります。これは「ウォーターハンマー現象(水撃作用)」というもので、水道管内の急激な圧力変化によって引き起こされるトラブルです。


根本的な原因としては、水道のレバーや蛇口を急に閉めることや、水を汲み上げるポンプの急停止(水柱分離)などが挙げられます。前者は主にレバー式の水栓で、後者は洗濯機や食洗機などで発生します。



・「キーン」「ブーン」という音 

キーン、ブーンといった摩擦音が聞こえる場合、大抵は蛇口の接続部を密閉するパッキンの劣化が原因です。パッキンは消耗品で、経年劣化は避けられません。蛇口を閉めたのに水がポタポタ落ちてくるトラブルも、多くの場合はパッキンの劣化が原因で発生します。



・「シュー」という音 

シューという音は、水道管に亀裂が入っている可能性を示しています。水道管は基本的に頑丈ですが、凍結や地震による衝撃の他、単純な経年劣化で亀裂が入るケースも珍しくありません。一般的な水道管の寿命は10年~15年程度で、それを超えても特に不具合が起きないことがある一方、短い期間で破損してしまうこともあります。



・「ガタガタ」という音 

水を出した時にガタガタという音がしたら、水道の部品が緩んでいるサインです。水流などの影響で、自然と部品が緩んでしまうことはよくあります。ナットやボルトが緩んでいないかチェックして、締め直せば改善します。




■排水管の異音を放置すると起こるトラブル 

排水管から異音がしても、すぐには目立った問題が起きないかもしれません。しかし、だからといって異音を放置すると、その原因である不具合が悪化し、大きなトラブルが引き起こされるおそれがあります。異音を放置した場合に起こるトラブルを見ていきましょう。



・水の逆流と悪臭の発生 

排水管に異物が詰まって流れが悪くなっている状態を放置すると、やがて排水管が完全に塞がってしまい、水が逆流してくることがあります。キッチンやトイレ、洗面所などで水が逆流してくると、周囲が水浸しになってしまうでしょう。また、汚水が逆流すれば衛生面に大きな問題が生じ、悪臭の原因にもなります。



・排水管や建物の損壊 

詰まりなどによって排水管に負担がかかっている状態が続くと、やがて排水管自体が損傷し、亀裂が入ったり穴が開いたりします。もちろん、単なる経年劣化で水道管が破損するケースも少なくありません。


その結果、排水管から水が漏れ出せば、水が床や壁の内側に浸入し、建物の構造部分が大きなダメージを受けてしまいます。湿気によるカビやサビ、シロアリの発生も建物にダメージを与えるため注意が必要です。



・健康リスクの増大 

水道管の詰まりや水の逆流、水漏れが生じていると、建物内の湿度が高まります。これは湿気を好むカビや細菌、ダニなどの発生・増殖につながり、健康リスクを増大させます。アレルギー症状や呼吸器系疾患を引き起こすこともあるため、アレルギー体質の方や小さなお子様、お年寄りなどがいるご家庭では特に注意が必要です。



・修理費用の高額化 

異音が発生する原因の多くは小さな不具合なので、早期に対応すれば比較的簡単に解消でき、費用もそれほどかかりません。しかし、異音を放置したために大きなトラブルに発展し、大掛かりな補修工事が必要になると、修理費用も高額になってしまいます。市販の道具で簡単に直せたはずが、専門業者に依頼しなければならなくなったというケースもあります。




■排水管の詰まりを自分で直す方法とは? 

大きなトラブルにつながるのを防ぐためにも、排水管の異音に気づいたらすぐに対応する必要があります。異音の原因が排水管の詰まりなら、ホームセンターや100円ショップで売られている道具を使って、自分で直すことも可能です。主な対処法をご紹介します。



・パイプクリーナーを使う 

排水管が詰まっている時は、まず液体パイプクリーナーを使ってみるのがおすすめです。油汚れや髪の毛、石鹸のカスといった堆積物が詰まりの原因なら、パイプクリーナーで溶かすことができます。道具を使ってパイプの中を掃除する必要もなく、とても簡単です。



・ラバーカップを使う 

パイプクリーナーと並ぶ詰まりへの簡単な対処法としては、ラバーカップが挙げられます。ラバーカップを排水口に押し付けて引くと、中に詰まっているものを吸引して、詰まりを解消することができます。最大限の効果を発揮させるためにも、排水口の大きさにぴったり合うラバーカップを選びましょう。



・ワイヤーブラシを使う 

パイプクリーナーやラバーカップでは詰まりが解消せず、排水管の内部を直接掃除する必要がある時は、ワイヤーブラシを使うのがおすすめです。ワイヤーブラシは細くて自在に曲がるので、排水管の奥まで簡単に届き、先端のブラシで奥の方の汚れもこすり落とすことができます。




■こんな時は無理をせず、すぐに専門業者に相談を! 

上記の自分でできる対処法を試してみたものの、排水管の不具合が解消せず、異音が消えないこともあると思われます。そのような時は、水まわり設備の専門業者に修理を依頼するのがおすすめです。


また、そもそも自力で対応するのが難しい不具合もあります。以下のようなケースでは無理をせず、すぐに専門業者に相談しましょう。



・排水枡が詰まっている 

排水管の接続先であり、排水を一時的に貯めておく場所である排水桝が詰まっている場合は、排水管ほど気軽には対処できません。ラバーカップやパイプクリーナーを使っても解決できず、うかつに触ると事態が悪化することすらあります。早めに専門業者に相談した方がいいでしょう。



・不具合の発生箇所が排水口から遠い、排水管が壁に埋まっている 

排水管の不具合は、いろいろな場所で発生する可能性があります。排水口から比較的近い場所であれば、詰まるなどしても対応しやすいでしょう。また、排水管が露出しているなら、叩いたり目視したりして不具合の発生箇所を特定することも可能です。


しかし、不具合の発生箇所が排水口から遠いと、ワイヤーブラシで掃除をするのも簡単ではありません。さらに、排水管が壁や床に埋まっていると、修理以前に状態や不具合発生箇所の特定が困難です。


壁に穴を開けるなどして無理に自力で対応しようとすれば、かえって事態を悪化させるリスクがあります。決して無理をせず、専門業者に相談してみてください。




■まとめ 


排水管の異音は、何かしらの異常が発生していることを知らせており、トラブルの前兆です。放置すると水の逆流や排水管の損傷、健康被害といったトラブルにつながります。


自力で対応することもできますが、難しい場合は専門業者に相談し、早めに解決することが重要です。各メーカーが多種多様な水まわり製品を発売していますから、ちょうどいい機会だと捉え、最新型へのリフォームも検討してみるといいでしょう。



セーワ住設では、水漏れに困っている・新しい設備に交換したいなど、水まわりのお悩みを解決すべく工事を行っております。突然の水漏れなどへの緊急対応も可能です。リフォームの際には、幅広い取り扱いメーカーの中から、お客様のお住まいに合った製品をご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。


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