排水管の水漏れ放置が危険な理由!健康被害・建物劣化のリスクとは?

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排水管の水漏れを放置すると、思わぬトラブルが発生する可能性があります。


見た目には小さな漏れでも、放置すれば建物の劣化や健康被害につながることも考えられます。


今回は、排水管の水漏れが引き起こすリスクや対処法について、詳しく解説していきます。


排水管の水漏れが起こる原因


排水管の水漏れは、さまざまな原因によって発生します。


  • 経年劣化によるひび割れや穴
  • 接続部分のパッキンの劣化や緩み
  • 排水管のつまりにより水が逆流 など


原因でもっとも多いのは経年劣化ですが、普段の使い方によっても排水管の水漏れが起こります。


また、冬場には凍結による破損も発生しやすいため、寒冷地では特に注意が必要です。


排水管の水漏れがもたらす健康リスクとは?

排水管からの水漏れは単なる不便さだけでなく、家族の健康に深刻な影響を与える可能性があります。


カビ発生による健康リスク


排水管の水漏れが起こると、壁や床の見えない部分に水分が染み込み、カビの温床となります。


カビの胞子は、呼吸器系のアレルギー症状を引き起こす主な原因のひとつです。


とくに、黒カビ(アスペルギルス)などの有害なカビは、深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。毎日咳が出る、鼻づまりが続く、目がかゆいといった症状が続く場合は、カビが発生している可能性が高いです。


細菌繁殖による感染症リスク


排水管の水漏れは、細菌の繁殖が起こりやすい場所です。


排水管内には、日常生活で発生するさまざまな有機物が存在し、これらは細菌にとって絶好の栄養源です。


水漏れによって湿った環境では、大腸菌やサルモネラ菌などの有害な細菌が急速に増殖することもあります。


細菌は、直接接触や空気中の飛沫を通じて家族に感染する可能性があります。


とくに台所の排水管の水漏れは、食中毒のリスクを高めるので気をつけましょう。


排水管の水漏れがもたらす建物へのダメージとは?

排水管の水漏れは、時間の経過とともに建物構造に重大な影響を及ぼします。


床や壁の劣化と構造へのダメージ


排水管からの水漏れは、床や壁に直接的なダメージを与えます。


とくに木造住宅では、水分が木材に浸透することで腐食が進行し、構造的な強度がはっきりわかるほど低下します。


床板が柔らかく感じたり、歩くとたわんだりする場合は、すでに水による劣化が進んでいる可能性があります。


また、壁の内部で水漏れが発生している場合、表面に湿ったシミやカビが現れることがありますが、見た目以上に内部の被害が深刻なケースが多いです。


壁紙が浮いたり、塗装が剥がれたりといった外観の変化も、水漏れの兆候として見逃してはいけません。


電気系統への障害リスク


排水管の水漏れは、電気系統にも悪影響を及ぼします。


壁の中の配線や電気機器に水が浸入すると、ショートや漏電の原因となり、火災のリスクも高まります。


水と電気の組み合わせは非常に危険なため、早急な対応が必要です。


修繕費用の面でも、水漏れの放置は大きな経済的負担をもたらします。


初期段階で対応すれば数万円程度で済む修理が、放置することで数十万円から数百万円の大規模工事に発展することも少なくありません。


排水管の水漏れは早期発見が大切!見つける方法と対処法


排水管の水漏れは、早期に発見して対処することが重要です。


水漏れの兆候を見逃さないためには、日頃から次のようなポイントを確認しておきましょう。


湿ったシミや水滴の痕跡


最も一般的な水漏れの兆候は、湿ったシミや水滴の痕跡です。


とくに、配管の周りや天井、壁などに不自然な湿り気や変色がないか定期的にチェックしましょう。


また、排水管の下に置いた新聞紙や紙タオルが湿っていないかを確認する方法も効果的です。


排水管からの異音


異常な音も水漏れを示す重要なサインです。


配管からの「ポタポタ」という水滴の音や、排水時の異常な「ゴボゴボ」という音は、配管の問題を示している可能性があります。


とくに夜間など静かな時間帯に、普段は気づかないような微かな音には注意を払いましょう。


水道使用料や料金の変動


水道料金の突然の増加も水漏れの兆候かもしれません。


前月と比較して明らかに使用量が増えている場合は、見えない場所で水漏れが発生している可能性があります。


普段より水道料金が高くなったときは、水漏れの可能性があるので早めに業者に相談しましょう。


排水管で水漏れが発生!応急処置の方法とは?

排水管の水漏れが発生した場合、まずは応急処置を行いましょう。少しでも早い対応が

被害の拡大を防ぐ第一歩です。


止水栓を閉める


排水管水漏れが確認できたら、まずは止水栓を閉めて水の流れを止めます。止水栓を閉めることで、さらなる水漏れを防ぎつつ、作業がしやすくなります。


水漏れ箇所の確認と一時的な補修


漏れ箇所が特定できた場合、タオルや布を使って応急処置を行います。


さらに、防水テープや専用のパテで一時的に塞ぐことで、漏れの拡大を防ぎます。


バケツやタオルを用意して被害を最小限に抑える


水漏れ箇所の下にはバケツを設置し、流れ出る水を受け止めます。タオルを敷いて床への浸水を防ぐことも重要です。


排水管の水漏れを防ぐための予防策


排水管の水漏れは、適切なメンテナンスで防ぐことができます。


定期点検を行う


多くの家庭では後回しにしがちですが、年に一度は専門業者による定期点検を行いましょう。


排水管の水漏れは早期発見によって、大きなトラブルを未然に防げます。


詰まり防止策を徹底する


キッチンや洗面所の排水口には、ゴミ受けやフィルターを設置して排水管の詰まりを防ぎましょう。


食材の切れ端や揚げ物をした後の残り油を、そのまま排水管に流すのだけは絶対に避けましょう。


まとめ


排水管の水漏れは、小さな漏れでも放置すると大きな被害を招く恐れがあります。


発見したら早めの応急処置と専門業者への依頼が重要です。


定期的な点検と適切なメンテナンスで、排水管水漏れのリスクを最小限に抑えましょう。


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