洗濯機の下から水が漏れているのを発見すると、「どこから漏れているの?」「このまま使っても大丈夫?」「すぐに何とかしなければ!」と不安を抱える人は多いでしょう。
水漏れを放置すると床や壁の腐食、カビの発生、最悪の場合は階下への漏水被害を招くこともあるため、早急な対応が必要です。
今回は、洗濯機の下からの水漏れが起きる主な原因。すぐにできる応急処置や、適切な対処法について詳しく解説します。
洗濯機の下からの水漏れは放置厳禁!
洗濯機からの水漏れを発見したら、まずは電源プラグを抜き、給水栓を閉めることが最優先です。
水と電気は非常に危険な組み合わせですので、感電事故を防ぐためにも必ず電源を切りましょう。
水漏れを放置すると、次のような問題が発生する可能性があります。
- 床材や壁材の腐食・劣化
- カビやダニの発生による健康被害
- 階下への漏水による近隣トラブル
- 漏電による火災リスク
- 洗濯機自体の故障が進行
最悪の場合、住宅火災につながる場合もあるので、適切な対処を行うことが重要です。
洗濯機の下からの水漏れに多い6つの原因と対処法
なぜ洗濯機の下から水漏れが起こるのか、考えられる6つの原因と対処法をお伝えします。
1. 給水ホースの緩みや劣化
給水ホースの接続部が緩んでいたり、ホース自体が経年劣化で亀裂が入ったりすることで水漏れが発生します。
- 洗濯機の給水時(洗濯開始直後)に水漏れが起きる
- ホース接続部付近から水が滴る など
とくに洗濯機と蛇口を繋ぐホースや、洗濯機本体との接続部分は要注意です。
応急処置として、給水栓を閉めてから接続部が緩んでいる部分を手で締め直す。または、ホースにひび割れなどがある場合は、応急的にビニールテープで巻くなどが有効的です。
ホースが劣化している場合は、新しいホースに交換しなくてはいけません。
2. 排水ホースの問題
排水ホースが排水口から外れている、または破損や詰まりがあると水漏れの原因になります。
- 排水時(すすぎや脱水の終わり頃)に床に水が溜まる
- 排水ホースと排水口の接続部から水があふれる
一度、洗濯機の下を覗いてみて、排水口の状況を確認しましょう。
応急処置として、ホースが折れ曲がっていないか確認する。詰まりがある場合は、軽く叩いて詰まりを解消してみるなど、できる範囲で対応してみてください。
破損している場合はホースの交換、詰まりがひどい場合は専用の洗浄剤や道具で清掃する必要があります。
3. 水栓・蛇口からの漏水
洗濯機に接続されている蛇口や水栓本体からの漏れも、洗濯機の下に水が溜まる原因になります。
- 水栓周辺が湿っている
- 使用していない時でも水が少しずつ漏れている
パッキンの劣化やナットの緩みが主な原因です。
応急処置として、水栓のハンドル部分や接続部が緩んでいれば締め直す。それでも漏れる場合は、元栓を閉めて使用を中止しましょう。
水漏れが落ち着かない場合は、水栓内部のパッキン交換や水栓自体の交換が必要です。専門業者による点検・修理を依頼しましょう。
4. 洗濯機本体のパッキン劣化
ドラム式洗濯機のドアパッキンや槽内部のパッキンが劣化すると、使用中に水漏れを起こします。
- 洗濯中や脱水中に前面や側面から水が漏れる
- ドア周辺に水滴や湿りがある
経年劣化や不適切なお手入れが原因です。
応急処置として、 ドアパッキンの清掃やドアがしっかり閉まっているか確認してみてください。水漏れが直らない場合は、パッキンの交換が必要です。
5. 洗濯機内部の部品故障
洗濯機の内部には多くの水を扱う部品があり、これらの故障によって水漏れが発生することがあります。
- 洗濯機の動作中に突然水があふれる
- 水位調整がうまくいかず、水が多すぎる状態になる
とくに水位センサーや電磁弁、水槽などの問題が考えられます。
応急処置として、電源を切り給水栓を閉める。床に溜まった水を拭き取り、水漏れが再度起こるか確認しましょう。
洗濯機内部の部品故障は、部品交換や内部洗浄をしないと直らないケースが多いです。一度、専門の修理業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。
6. 設置環境の問題
洗濯機の設置面が水平でなかったり、防水パンに亀裂があったりすると、正常に排水されずに水漏れのように見えることがあります。
- 洗濯機が傾いている
- 防水パンの排水口から水が流れ出ない
新しく洗濯機を設置した直後や洗濯機にぶつかってしまった後に起こりやすいです。
応急処置として、洗濯機の水平を調整する。防水パンの排水口の詰まりを確認して、清掃するのが有効的です。
状況によって防水パンの修理や交換や排水経路の清掃や修繕が必要です。
洗濯機の下の水漏れを予防する方法
洗濯機の水漏れを予防するために、日頃から次のポイントを心がけましょう。
・定期的な点検
(月に1回程度、ホースの接続部や水栓を確認する)
・適切な設置
(水平で安定した場所に設置し、ホースの折れ曲がりをなくす)
・防水パンの使用
(万が一の水漏れに備えて防水パンを設置する)
・ホースの定期交換
(3〜5年を目安に給排水ホースを交換する)
・使用後は給水栓を閉める
(長時間使用しない場合は特に重要)
・フィルターの定期清掃
(糸くずフィルターに溜まったゴミを定期的に取り除く)
こまめに掃除やお手入れをすることで、水漏れを予防できます。
まとめ
洗濯機の下からの水漏れは、放置すると深刻な被害につながる可能性があります。
応急処置で対応できない場合や原因がわからない場合は、無理に自分で修理しようとせず、専門業者に相談することをおすすめします。
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