【水道管破裂】原因と対処法は?修理にかかる費用相場も徹底解説

水道管は、さまざまな理由で破裂する恐れがあります。水道管破裂が起こると床が水浸しになったり、壁や家財に影響したりするため、早急な対処が必要です。


今回は、水道管破裂の原因と対処法、修理時の費用相場などを解説します。


水道管が破裂する主な原因

まずは、水道管破裂を引き起こす4つの原因を見てみましょう。


経年劣化


水道管は時間とともに少しずつ劣化していき、破裂することがあります。しかし、水道管は大部分が見えない場所に設置してあるため、常に状態を確認するのは難しいといえます。


水道管の寿命の目安は、10~15年程度です。しかし、水道管の太さや素材、水道を使う頻度などで寿命は前後し、10年に満たなくても経年劣化で破裂することもあれば、反対に15年以上問題なく使える場合もあります。


設置不良・欠陥


築年数の浅い住居でも、設置不良や欠陥により水道管が破裂する可能性があります。設置の際に水道管を傷つけてしまったり、配管そのものに不具合があったりすると、少しの衝撃でも破裂してしまうかもしれません。


凍結


冬場に水道管が凍結するのも、破裂の原因の1つです。凍った水は体積が増し、水道管を圧迫します。


水道管内の水が凍結する気温は、マイナス4℃以下だといわれています。また、日陰や冷たい風が当たりやすい場所では、マイナス4℃以上でも凍結の恐れがあります。


地震


地震で水道管に大きな衝撃が加わるのも、破裂につながります。経年劣化が進んだ水道管は、小規模な地震でも破裂のリスクが高いです。


地震が起こった際には、自宅内のさまざまな場所の安全を確認しますが、水道管も併せて確認したほうがよいでしょう。


水道管が破裂した場合の対処法

水道管が破裂しているとわかった場合の、3つの対処ステップを解説します。


①止水栓を閉める


まずは止水栓を閉めて、水の流れを止めます。水が止まれば、漏水の被害も最小限で済みます。止水栓はドライバー式、ハンドル式、内ネジ式など複数のタイプがありますが、右に回せば閉められるものが多いです。


②可能であれば応急処置をする


水道管が壁のなかや地下にある場合は難しいですが、見える場所で破裂しているときは応急処置をしましょう。応急処置は、破裂箇所を水漏れ補修テープで塞ぐだけです。補修テープはホームセンターなどで購入できますが、手元になければタオルを巻きつけるだけでも多少効果があります。


また、水道管の下にバケツなどを置いておけば、漏水で床が水浸しになるのを避けられます。


③業者に修理を依頼する


応急処置で漏水を止められても、破裂した水道管をそのまま使い続けるのは難しいです。また、破裂した水道管の修理は自分で行うと状況が悪化する可能性も高いため、DIYで直すのはおすすめできません。


早急に専門業者に連絡し、修理を依頼しましょう。



水道管が破裂したらどこに連絡する?


水道管の破裂を見つけたら、水道局指定の業者に連絡しましょう。


水道管の工事は、専門資格を持った業者しか行えません。無資格の業者は修理費用が安価なケースも多いですが、修理後のトラブルが懸念されますし、依頼自体が違法行為になる場合もあります。工務店やハウスメーカー、水道修理専門業者などの水道局指定工事店に依頼すれば、正しく修理してもらえます。


また、賃貸物件や集合住宅の場合は、管理会社や大家さんへの連絡も忘れないようにしましょう。


水道管破裂の修理費用相場

破裂した水道管の修理には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。相場や費用に関わる内容は、次の通りです。


屋内か屋外かで費用が変わる


水道管が屋内か屋内のどちらにあるかで、費用相場は変わります。屋内の水道管が破裂した場合の費用相場は、2~5万円ほどです。屋外の場合は、3~8万円ほどが相場となります。


その他、費用を左右するのは…


破裂した水道管が見える場所にあるかどうかも、費用に関わってきます。キッチンや洗面台下など、普段から見える場所の水道管の修理は、2万円前後で済むケースが多いです。一方、床下や壁のなか、屋外の地中など、見えない場所の水道管が破裂した場合は、水道管の交換に加えて壁を壊したり、地面を掘ったりする作業費用がかかります。


また、作業時間によって費用が高くなる場合もあります。24時間体制の修理業者は時間を問わず対応してくれるのがメリットですが、夜から早朝にかけては通常料金に時間料金が加算されます。


費用を抑えた修理は可能?


水道管の修理費用は非常に高額というわけではありませんが、少しでも費用を抑えたい場合は、火災保険が適用されるかを確認しましょう。破裂の原因や補償内容によっては、火災保険で修理費用の一部をまかなえる可能性があります。


また、水道管破裂によって水道料金が大きく跳ね上がってしまったときは、減免制度を活用しましょう。減免制度の有無、適用のための要件、補償額などは自治体によって異なりますので、詳細は地域の市町村役場にお問い合わせください。


まとめ


水道管が破裂する原因は大きく4つあり、応急処置のまま使い続けるのはさらなるトラブルの元となります。破裂や漏水に落ち着いて対処するためには、費用相場や依頼先、費用を抑える方法を知っておくことも大切です。


もし水道管が破裂してしまったら、早急に水道局指定の業者に修理を依頼しましょう。


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