【外壁塗装】塗料の種類は?選び方のポイントを徹底解説!

外壁塗装をする際に悩むことの1つが、塗料の種類です。それぞれの塗料の特徴や価格帯を知ると、最適なものを選びやすくなります。


今回は、外壁塗装の塗料の種類や選び方のポイントを解説します。


外壁塗装で使用する塗料の種類

住宅の外壁塗装に使用される塗料は、大きく5種類に分類されます。それぞれの塗料の特徴を見てみましょう。


アクリル塗料


アクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とするものです。安価で発色がよく、塗装の失敗が少ないのもメリットだといえます。しかし、耐久性は低めで、頻繁に再塗装が必要です。現在の外壁塗装にはあまり用いられませんが、外壁の色を頻繁に変えたい人には向いているでしょう。


ウレタン塗料


ウレタン塗料は、ポリオール樹脂を主成分とし、硬化剤と組み合わせたものです。密着性・伸縮性が高く、外壁のほかにも家具などにも使用されます。外壁だけでなく、付帯部や木部にも塗装可能ですが、耐久性は5種類の塗料のなかであまり高くないのがデメリットです。


シリコン塗料


シリコン塗料は、主成分の合成樹脂にシリコンが含まれているものです。外壁用塗料のなかで最もよく使用されており、種類が多いので選択肢が豊富なのがメリットです。また、汚れがつきにくく、熱や紫外線にも強い耐久性の高さも、シリコン塗料の特長だといえます。デメリットは少ないですが、アクリル・ウレタン塗料よりも費用が高く、フッ素・無機塗料と比べて耐久性に劣るのは、知っておきたいポイントです。


フッ素塗料


フッ素塗料は、フッ素樹脂が配合されたものです。耐候性・耐久性はシリコン塗料より高く、一般住宅の外壁はもちろん、シャッターや大型建造物に用いられるケースも多くあります。長持ちするのが強みのフッ素塗料ですが、そのぶんコストはかさみます。


無機塗料


無機塗料は、炭素を含まない無機物質を主成分とするものです。耐久性は5種類のなかで最も高く、外観をよい状態で長く保てます。しかし、有機系の塗料と比べてひび割れしやすく、価格が非常に高いです。よって、一般住宅の塗装ではあまり使用されません。


水性・油性の違いは?


同じ塗料の種類でも、「水性」か「油性」かによって特徴は変わってきます。水性塗料は、原材料を水で溶かしたものです。油性塗料と比べて価格が安価で、塗料特有のにおいが少ないのがメリットですが、耐久性はやや低くなります。


油性塗料は、原材料をシンナーなどの有機溶剤で溶かしたものです。水性塗料よりもにおいが強く価格が上がりますが、耐久性は水性よりも高いので、塗装を長持ちさせたい人に向いています。


水性・油性は「どちらがよい」というわけではなく、重視したいポイントで選ぶのがおすすめです。価格やにおいを抑えたい場合は水性、耐久性を優先させたいときには油性を選ぶのが一般的です。


耐用年数や費用は種類によって変わる!

外壁塗装に使用する塗料は、修理によって耐用年数や費用も変わってきます。基本的には、費用が高い塗料ほど、耐用年数は高くなります。費用の目安は、以下の通りです。



外壁の面積が広ければ広いほど、塗装費用は高くなります。また、塗装時には人件費や足場代などの諸費用もかかります。


平米単価が高い塗料のほうが、1度の塗装にかかる費用はかさみますが、そのぶん長持ちするので、長期的に見ると安価な塗料を何度も塗り直すよりもお得になる可能性は高いです。


塗料の種類を選ぶポイント

外壁塗装でどの塗料を選ぶか迷ったら、次のポイントを意識しましょう。4つの観点から検討すると、最適な種類が見えてきます。


予算で選ぶ


外壁塗装にかけられる予算は、人によって異なります。グレードの高い塗料を選びたくても、予算を大幅にオーバーする場合は希望が通らないかもしれません。予算が明確になると、見合った費用の塗料を選びやすくなります。


耐用年数で選ぶ


前述の通り、耐用年数が短い安価な塗料は、長期的に見るとかえって割高になってしまいます。耐用年数が長い塗料は価格が高い傾向にありますが、メンテナンスの頻度を抑え、最終的に塗装にかかる費用を抑えられます。


予算をややオーバーしてしまう程度なら、耐用年数の長い塗料を選んだほうが、結果的に節約になりますし、外壁の見た目や状態をよりよく保てるのでおすすめです。


性能で選ぶ


各塗料の持つ特徴以外にも、さまざまな性能を備えた塗料が多く開発・販売されています。たとえば、防水や防汚、防カビ、防藻、遮熱、断熱など、性能の種類はさまざまです。


地域や周辺環境によって起こりやすいトラブルに対応できる性能がある塗料を選ぶと、より快適な住み心地を実現できるので、塗料の性能にも注目するとよいでしょう。


業者のおすすめから選ぶ


外壁塗装を依頼する業者がおすすめする塗料を選ぶのも、1つの方法です。知識・経験豊富な業者は、人気製品や新製品はもちろん、依頼主の希望する性能の備わった塗料も紹介してくれます。


それでも迷ったらシリコン・フッ素塗料がおすすめ!


さまざまな観点から塗料の種類を検討してもなかなか決められない場合は、シリコン塗料かフッ素塗料から選ぶのがおすすめです。耐久性が高く、グレードも中~高程度の2種類の塗料なら、美しい外観を長く保てます。


シリコン塗料に比べて、フッ素塗料は価格が高い傾向にあるので、2種類から選ぶ際は予算も重視しましょう。


まとめ


外壁塗装で使用する塗料は、大きく5種類にわかれます。それぞれ費用や耐用年数、メリットなどが異なるので、特徴を抑えて最適な塗料を選ぶことが大切です。

外観はもちろん、基礎部分を守るためにも、塗料選びは慎重に行いましょう。


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