天井や壁のクロスの張り替えを検討する際、最も気になるのは費用ではないでしょうか。費用相場を知ると、自宅の修繕にどれくらいかかるかという予想が立てやすくなります。
今回は、クロスの張り替えの費用相場や、張り替えによるメリットなどを解説します。
クロス張り替えをするメリット
クロスには見映えをよくするだけでなく、部屋の温度・湿度を保ったり、騒音を軽減したりする役割もあります。また、壁面がむき出しにならないため、住宅の基礎部分のよい状態を保てます。
複数の機能を持つクロスを張り替えると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
見た目が美しくなる
室内でクロスが占める割合は多いので、古くなったクロスが部屋全体の印象を悪くする可能性もあります。経年劣化で見た目が悪くなったクロスも、張り替えによって美しい印象を取り戻せます。
また、消臭・調湿といった機能性も取り戻せるので、見た目だけでなく実際に清潔な空間にすることも可能です。
好みの空間をデザインできる
クロスの色やデザインは幅広く、クロス1つで部屋のイメージは大きく変わります。家具やインテリアを買い替えなくても大幅なイメージチェンジを図れるのも、クロス張り替えのメリットです。
好みのクロスで作り上げた空間は、快適な生活にも寄与します。
住宅内部の問題点を発見できる
張り替え時にクロスを剥がすと、下地などの内部の状態がわかります。問題点があれば張り替えと同時に対処でき、よい状態を長く保てます。
住宅の寿命を縮めないためにも、クロス張り替えは必要です。
住宅の価値が上がる
いま住んでいる住宅を将来手放すことになった場合、クロスが古いよりも新しいほうが、「清潔感がある」「手入れをしっかりとしている」と感じる人が多く、住宅の価値が上がります。
買い手・借り手がスムーズに見つかると同時に、相場並み、もしくはそれ以上の価格がつく可能性も高まるでしょう。
クロスを張り替えるタイミングは?
クロス張り替えの頻度は10年前後に1回程度といわれており、見た目に問題がなければ10年を目安に張り替えればよいでしょう。しかし、次のような症状が見られる場合は、早期の張り替えが必要です。
破れや汚れ
クロスにものが当たったり、ペットや小さな子どもが傷つけたりして破れてしまう、手垢やホコリ汚れを放置して汚れがシミになると、見た目が悪くなります。家具などで隠れる場所なら気にならないかもしれませんが、目立つ場所に破れや汚れが見られて気になる場合は、早めの張り替えがおすすめです。
異臭
長年クロスを張り替えないと、タバコやゴミ、ペットなど、生活のなかで発生したにおいが染みついてしまいます。掃除や換気をしたり、消臭剤を置いたりしても部屋のにおいが改善されないときは、快適な生活を送るためにもクロスを張り替えましょう。
変色
経年劣化の1つである変色は、クロスが日焼けすることで起こります。また、室内でタバコを吸うのも、変色の原因です。
クロスの色は少しずつ変わっていくので気がつかないことも多いですが、家具を移動させると日に当たった部分とそうでない部分の色の違いがわかります。違いがあまりに目立つ場合は、張り替えたほうがよいでしょう。
カビ
環境によっては、クロスにカビが発生することもあります。カビは住宅の基礎を傷めたり、住民に健康被害を及ぼしたりするため危険です。表面だけでなく、クロスを剥がすと裏面や下地にもカビが生えていた、というケースもあるので、早めに張り替えましょう。
クロス張り替えの費用相場
業者にクロス張り替えを依頼する場合、費用相場はどれくらいなのでしょうか。
費用を左右するポイントは2つ
クロス張り替えの費用には、「部屋の広さ」と「クロスのグレード」が影響します。部屋が広ければそのぶん必要なクロスの量も増えるので、費用は高くなります。また、素材や機能性がよいハイグレードなクロスは高価ですが、そのぶん耐久性に優れているなどのメリットもあります。
費用の内訳
クロス張り替えの費用には、以下の内容が含まれます。
- クロス代:新しいクロスの費用
- 養生:傷や汚れがつかないよう保護するための費用
- 人件費・交通費:工事を行う人員・日数によって決まる
- クロス剥がし費:古いクロスを剥がす費用
- 廃材処理費:古いクロスの処分費用
- 家具の移動費:張り替えのために大きな家具を動かすための費用
- 諸経費:その他の費用 など
上記を合計した額が、クロス張り替えにかかる総費用となります。
具体的な費用相場
クロス張り替えの具体的な費用相場の合計を、「部屋の広さ」と「グレード」ごとに見てみましょう。
窓や扉の大きさ、新しいクロスの価格によって、費用は変動します。
費用を抑える方法はある?
クロス張り替えをできるだけ安価に行うポイントは、以下の通りです。
- 一般的なグレードのものを選ぶ
- 柄のない無地のクロスを選ぶ
- 古いクロスを自分で処分する
- 家具の移動を自分で行う
- 相見積もりを取る
- 複数の部屋のクロス張り替えをまとめて行う
グレードが高いクロスだけでなく、柄のついたクロスも価格は高めなので、新しいクロスを安価なものにすれば、費用が抑えられます。古いクロスの処分や家具の移動なども、自分で行えばゴミ袋代だけで済みます。
相見積もりでお得に施工できる業者を選ぶのも、1つの方法です。さらに、1部屋だけでなく複数の部屋の張り替えを同時に行えば、諸経費が抑えられるので覚えておきましょう。
まとめ
クロス張り替えの目安は10年ほどで、張り替えによって多くのメリットが得られます。相場に見合った費用で施工してくれるだけでなく、フォローも充実した信頼できる業者を選び、施工を依頼しましょう。
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