外壁塗装のDIY失敗例|自分でするメリット・デメリットや注意点とは?

手間やコストを考えて、外壁塗装をDIYで済ませようとしていませんか?


たしかに、専門業者に依頼するよりも自分で塗装した方が早くて費用を安く抑えられます。

一方で「失敗」というリスクの方が高いので、自分で外壁塗装をすることはあまりおすすめできません。


今回は、外壁塗装のDIYによくある失敗例や自分でするメリット・デメリット、注意点などを詳しく解説します。


外壁塗装のDIYに多い失敗例とは

DIYで外壁塗装をするとどんな失敗があるのか、過去の事例をお伝えします。


塗りムラや凹凸がある


外壁塗装のDIYの失敗例で一番多いのが「塗りムラ(色ムラ)・壁面の凹凸」です。


一般的に刷毛やローラーを使って手作業で塗装するので、ある程度の色ムラは生じます。


業者がおこなうと均一でキレイな仕上がりですが、DIYは素人が塗ったとわかるほど凹凸ができるケースも珍しくありません。


仕上がりの違いは塗装の技術力のほか、外壁の汚れや古い塗膜を落とさずに上塗りしたなどさまざまな原因があります。


塗りムラがあると全体の美しさだけではなく、防水性や断熱・遮熱性など機能性を失う可能性があります。


イメージしたカラーと違う


外壁塗装をDIYした結果、イメージしていたカラーと違うという失敗例がたくさんあります。


塗料といってもメーカーによって塗布前後の色味に差があったり、塗る回数によって発色の仕方が変わったりします。


イメージでは深みが強く艶のある漆黒。実際にDIYで外壁塗装したところ、見る角度によってグレーのようなマットな質感の冷めた色味という失敗例もあります。


面積効果という現象によって業者でもイメージカラーに仕上げるのは高い技術力が必要なため、自分で塗装するのはもっと至難な技でしょう。


養生不足で外部に塗料が付着


外壁塗装をする前に養生作業をしないと、必要以外の場所に塗料が付いてしまいます。


隣家との距離がかなりあるならいいのですが、密集住宅は塗料が周辺に飛んでしまい必要以外の場所まで塗装する可能性があります。


DIYの外壁塗装でよく失敗するのが、窓に塗料が付着することです。


飛散防止ネットで住宅全体をカバーしたり、マスキングテープやビニールシートで窓や室外機などをガードしたり、しっかり養生をしないと塗料が付着するので気をつけましょう。


自分で外壁塗装をするメリットとデメリット

自分で外壁塗装をすると失敗が多いように見えますが、良いこともあります。


DIYする前にメリットとデメリット、それぞれを確認しておきましょう。


DIYで外壁塗装をするメリット


  • 費用が安い
  • 自分の好きなタイミングで塗装できる
  • 自分好みで作業できる など


DIYで外壁塗装をする最大のメリットは「コスト削減」です。

DIYの場合、塗料の選び方や塗装する時期などすべて自分で決められます。


業者に依頼すると塗料代だけではなく、人件費や場合によって架設代などもかかってきます。


DIYで外壁塗装をするデメリット


  • 塗装完了まで時間がかかる
  • 外壁塗装の劣化スピードが早い
  • 塗りムラが目立つ(仕上がりが汚い)など


DIYで外壁塗装をする最大のデメリットは「仕上がり」です。


塗料選びはもちろん、塗装するまでの下処理や天候に合わせて塗装時期を決めるなど、細部に渡って自己責任です。


外壁塗装は手順をひとつでも怠ると、美観に大きなダメージを与えるのでDIYはメリットよりもデメリットの方が大きいといえるでしょう。


外壁塗装のDIY失敗例から学ぶ!注意点とおすすめしない理由

DIYによる外壁塗装は失敗が多いのでおすすめしません。


どういった理由でおすすめしないのか、DIYで外壁塗装をする注意点も踏まえて詳しく解説します。


外壁塗装のDIYは危険性を伴う


外壁塗装をする範囲によりますが、一般的に高所作業になるのでケガや転落の危険性があります。

たとえば、2階部分まですべての外壁を塗装する場合、脚立やハシゴを使って手が届かない場所も塗装します。


足場を使わずにおこなうDIYの外壁塗装は、とても不安定な状態で作業をするため大きなリスクを伴います。


外壁にダメージを与える


外壁塗装は好きな色の塗料を塗って終わりではありません!


外壁の劣化を修復したり、以前塗った塗料を確認したりなどいくつものチェックポイントがあります。


たとえば、外壁間や窓周辺に使うシーリング材は「変性シリコン系」や「シリコン系」「ウレタン系」と種類があります。


外壁の材質に合わせて修復する材料を選ばないと、壁に凹凸やシワができてしまい上手に塗装ができません。


外壁の劣化を早める可能性もあるので、外壁塗装のDIYはあとから失敗したと思うケースも多いです。


外壁塗装は知識と技術力が必要


外壁塗装は知識や技術力がない状態でDIYすると、大きな失敗に終わるでしょう。


専門業者に依頼するとわかりますが、外壁塗装は完了までにいくつもの工程をクリアしなくてはいけません。


  1. 外壁を高圧洗浄による清掃
  2. 塗料の飛び散り防止のために養生
  3. 外壁のひび割れなどを補修
  4. 外壁材などに合わせた塗料選び
  5. 気温や湿度に合わせて数回塗装


ひとつずつの工程は簡単に見えますが、実際はさらに細かい作業があります。


たとえば、塗料選びは外壁材に合わせるだけではなく、依頼者の希望を取り入れながら下塗りと仕上げ塗料を選択する。さらに、機能面とイメージカラーを考慮して選びます。


費用を安く抑えたいという希望だけで選んでしまうと、塗装してすぐに塗膜の剥がれや膨れなどが生じてしまいます。


業者に依頼するよりも外壁塗装はDIYした方が断然コストも手間もかかりませんが、仕上がりに大きな差があるのでおすすめしません。


まとめ


外壁塗装のDIYは失敗例がいくつもあり、多くの人は専門業者に依頼してキレイに仕上げてもらっています。


「安く済むから」という理由でDIYした結果、業者に依頼が必要な仕上がりによってコストが2重でかかってしまうケースもあります。


費用面だけではなくケガや転落といったリスクも伴うため、専門業者に依頼した方がメリットは大きいです。


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