バリアフリーリフォームで後悔しない!失敗事例から学ぶ注意点【建築施工管理技士監修】

「リフォームしたのに、なんだか使いにくい…」と感じている方、実は意外と多いんです。バリアフリーリフォームは家族の安全を守るための工事ですが、計画が甘いと逆効果になることもあるでしょう。


そこで今回は、現場でよく聞く失敗事例と、後悔しないために押さえておきたいポイントについて詳しく解説します。


バリアフリーリフォームが必要な理由


高齢者や障害のある方が暮らす家では、ちょっとした段差や滑りやすい床が大きな事故につながることがあります。


国土交通省の「住生活基本計画(令和3年)」でも、高齢者が安心して暮らせる住環境の整備が政策目標に挙げられており、住まいのバリアフリー化は今や社会的な課題でもあります。


「まだ大丈夫」と思っているうちに転倒事故が起きてしまう前に、早めに動いておくことが大切です。


参考:国土交通省「住生活基本計画(全国計画)


よくあるバリアフリーリフォームの失敗事例

「やってよかった」と思えるリフォームにするには、まず失敗のパターンを知っておくことが近道です。


現場でよく耳にする失敗例を4つ紹介します。どれも「事前に知っていれば防げた」ものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。


手すりの位置が体に合っていなかった


手すりは「つけた場所」より「使える場所」に設置しないと意味がありません。高さや角度が体型に合っていないと、結局使わなくなってしまいます。設置前に実際の動作を確認しながら位置を決めることが大切です。

段差をなくしたら水はけが悪くなった


浴室の段差を解消した結果、排水の流れが悪くなって床に水が溜まるようになった、というケースがあります。勾配の設計を見落とすと転倒リスクがむしろ上がることも。段差解消と排水設計はセットで考える必要があります。


廊下が狭くて車いすで通れなかった


車いす対応を想定してリフォームしたものの、廊下幅が足りずに通行できなかった、というのもよくある失敗です。車いすには一般的に85cm以上の幅が必要ですが、古い住宅では75cm以下のケースも多く、設計段階での採寸が欠かせません。


工事後に介護保険の申請ができなかった


要介護・要支援の認定を受けた方は、バリアフリーリフォームに介護保険の住宅改修費支給が使えます。


しかし、工事を先に進めてしまうと事前申請ができず、補助を受け損ねることになります。必ず工事前にケアマネジャーや市区町村窓口に相談しましょう。


バリアフリーリフォームで後悔しないための3つのポイント

失敗を防ぐうえで、特に意識してほしいポイントを3つ挙げます。


どれも難しいことではありませんが、事前に知っておくかどうかで結果が大きく変わってきます。


使う本人の意見を聞いて計画する


家族がよかれと思って進めたリフォームが、本人には使いにくかった…というすれ違いはよくあることです。


どこが不便か、どんな動きが難しいかを一緒に確認しながら計画を立てましょう。必要であれば、作業療法士などの専門家に同席してもらうのも選択肢のひとつです。


補助制度は工事前に確認する


介護保険の住宅改修費支給(最大18万円)のほか、自治体独自の補助制度が使えることもあります。「後から調べればいいか」と後回しにすると申請できなくなるケースがあるので、まずは早めに確認しておきましょう。


参考:厚生労働省「福祉用具・住宅改修

参考:匝瑳市「介護保険住宅改修費支給


バリアフリーに詳しい業者を選ぶ


バリアフリーリフォームには、一般的な内装工事とは異なる知識が必要です。「福祉住環境コーディネーター」の資格を持つスタッフがいる会社や、施工実績が豊富な業者を選ぶことで、失敗のリスクをぐっと下げられます。


FAQ|バリアフリーリフォームによくある質問

バリアフリーリフォームについて、よく寄せられる疑問をまとめました。


Q.費用の目安はどのくらいですか?


A.手すりの設置だと数万円〜、浴室全体のリフォームだと数十万〜100万円以上かかることもあります。


介護保険の住宅改修費支給制度を使えば、最大18万円が支給されるため、うまく活用するとコストを抑えられます。


Q.介護認定を受けていないと補助は使えませんか?


A.介護保険の住宅改修は、要介護・要支援の認定が必要です。


ただし、自治体によって独自の支援制度があることもあるので、まずは窓口に相談してみてください。


Q.賃貸でもバリアフリーリフォームはできますか?


A.原則としてオーナーの許可が必要です。


ただし、取り外し可能な手すりや置き型スロープなど、原状回復できる対応であれば認められるケースもあります。まずは管理会社やオーナーに確認してみましょう。


まとめ


バリアフリーリフォームは、家族が安心して暮らすための大切な選択です。


失敗を防ぐには、使う本人を中心に計画を立て、補助制度を事前に確認し、信頼できる業者に相談することが欠かせません。将来のことも見据えながら、納得のいくリフォームを実現してください。


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