屋根の点検は自分でできる?リスクや方法を解説【建築施工管理技士監修】 

普段見ることが難しい屋根の状態が気になる、自分で点検できないか考えているという人は少なくありません。しかし、屋根の点検を自分で行うのは危険です。


今回は、経験豊富な建築施工管理技士の視点から、屋根の点検を自分で行うリスクや方法、業者の選び方などを解説します。


屋根の点検を自分でするのは危険

住宅の安全性や耐久性を保つために、さまざまな場所を点検することは大切です。しかし、屋根の点検を自分で行うのはおすすめできません。その理由は、大きく2つあります。


高所作業による事故の可能性


屋外で高所に位置する屋根に登るのは、大変危険です。専門的な知識や技術、安全対策をしないと、大きな事故に繋がる可能性があります。


専門業者が作業を行うなかでも、屋根などからの転落による死亡事故は多発しています。知識がない素人が行えば危険性はさらに高まるので、直接登るのは避けたほうが無難です。


屋根を破損させる恐れ


点検のために登ったつもりが、屋根を破損させてしまう可能性も懸念されます。屋根材にはさまざまな種類があり、それぞれ特性や強度が異なるため、力のかかり方で破損するかもしれません。


大がかりな修理が必要になったり、登った人がけがをしたりするリスクがあることも、覚えておく必要があるでしょう。


自分でできる屋根点検方法はある?


簡単な点検なら、屋根に登らなくても自分でできる場合があります。安全性を保った屋根点検の方法を3つ紹介します。


上階から下の階の屋根を見る


2階や3階など、上のほうの階から下の階の屋根が見られる構造の住宅なら、下の階の屋根の状態を安全に確認できます。上階からの点検時には、窓から身を乗り出しすぎないよう注意が必要です。


また、見える部分は問題がなくても、紫外線や雨の当たりやすい場所は劣化している可能性もあります。屋根に大きな問題がないかチェックする目安にはなりますが、あくまでも参考程度として、専門業者にチェックしてもらうことをおすすめします。


自宅より高い場所から確認する


近くの高台などから屋根を見下ろせる場合は、そこから様子を見るのも1つの方法です。やや遠目からの確認にはなりますが、大きなトラブルがないか、汚れや色あせはないか、瓦がずれていないかなどがわかります。


安全で手軽にできる方法なので、可能であれば試してみるとよいでしょう。


屋根裏の状態を確認する


屋根を上から見るのが難しいときには、屋根裏の点検をするのもおすすめです。上階の押入れやクローゼットの天井にある「点検口」から屋根裏に入り、シミなどがないかチェックします。


屋根裏は屋根に登るほど危険ではありませんが、経年劣化で天井の床を踏み抜く恐れもあるので、注意してください。


屋根点検は専門業者に依頼を!

屋根点検は自分で行うよりも、専門業者に依頼するほうが安心です。メリットや点検のタイミングなどを解説します。


業者に依頼するメリット


専門的な知識・技術を持った業者に依頼するメリットは、以下の通りです。


  1. 正しく点検し、的確な修理内容を提示してくれる
  2. 細かな劣化や問題を早期発見し、大きなトラブルを防げる
  3. 自分で屋根に登る負担やリスクがない


最近はドローンなどを使って、安全かつスムーズに点検をしてくれる業者も増えています。現状を正しく把握すれば、長期的なメンテナンス計画も立てやすいので、迷ったらぜひ業者に相談してみてください。


屋根点検のタイミング


屋根は紫外線や雨などの影響を受けやすいので、3~5年に1度のこまめな点検が推奨されています。「そんなに短期的に行えない」という場合も、5~10年に1度は業者に点検してもらい、問題がないか確認すると安心です。


点検のタイミングは屋根材によっても異なりますので、住宅の施工を依頼した業者に、点検の頻度を確認しておくとよいでしょう。


業者選びのポイント


屋根点検を依頼する業者は、以下のポイントに注目して選びましょう。


  1. 屋根点検・修理の実績が豊富
  2. 現地調査と説明が丁寧
  3. 見積もり内容が明確
  4. アフターサービスが充実している
  5. クチコミがよい


屋根は素人が見るのは難しい場所なので、現地調査で問題がある箇所を特定し、写真や動画などでわかりやすく説明してくれる業者に依頼すると安心です。


迷ったら、3~4社から相見積もりを取って、費用や対応に納得できる業者に決めましょう。


屋根の点検に関するよくある質問

最後に、屋根の点検でよくある質問をまとめました。


Q:屋根点検はどこにお願いしますか?


A:屋根専門業者や工務店、リフォーム会社、ハウスメーカーなどが請け負っています。

板金業者や瓦業者など、屋根工事を専門的に行っている業者のほか、工務店などにも相談可能です。保証期間内なら、住宅を施工したハウスメーカーに依頼すると、お得に点検ができることもあります。


Q:業者による点検の費用はどれくらいかかりますか?


A:0~2万円ほどが相場です。

保証期間内に無料点検を行ってくれる業者もありますし、簡単な点検は高くても数万円です。ただし、精密調査は費用が高く、足場の設置が必要な場合は足場代も別途かかるため、予め業者に費用を聞いておくことをおすすめします。


Q:おすすめの屋根材はありますか?


A:ガルバリウム鋼板が人気です。

軽量で丈夫なガルバリウム鋼板は、デザインも豊富で多くの住宅に採用されています。耐久性に優れているので、ほかの屋根材よりもメンテナンス費用を抑えやすいです。初期費用を抑えるならスレート屋根もおすすめですが、メンテナンスでかかる費用はガルバリウム鋼板よりも高くなりがちです。


まとめ


自分で屋根に登って点検をすると、事故や屋根の破損などのリスクがあるため危険です。数年に1度の点検が求められる屋根ですが、都度業者に依頼すれば、問題の早期発見で大がかりな施工を避けることができます。


こまめな点検とメンテナンスで、安心して住める環境を維持しましょう。


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