床の張替え費用は2つの要素で決まる!費用相場や張替えのタイミングは【建築施工管理技士監修】 

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床の張替えを検討する際、気になるのは費用面ではないでしょうか。張替え費用は、大きく2つの要素によって決定されます。


今回は、建築施工管理技士の観点から、床の張替え費用相場や張替えのタイミングなどについて、詳しく解説します。


床の張替え費用を決める要素

床の張替え費用がどれくらいかを知りたい場合は、次の2点に注目しましょう。


床材


新しい床材の種類は、費用を大きく左右します。床材にはフローリングやクッションフロア、畳などがありますが、同じ面積でも安価な床材と高価なものでは10万円以上の差が出ます。


また、同じ床材でも色やデザインの幅は広く、選択肢は1,000種類近くに及ぶので、納得できる材質や見た目のものを選ぶ必要があります。


張替え面積


張替え面積、つまり部屋の広さも、費用を決定づける要素の1つです。面積が広ければ広いほど、費用は高くなります。


同じ床材でも、リビングや寝室、脱衣所など、どの床を張替えるかによって費用相場は大きく変わるため、注意が必要です。


床の張替え費用相場


床の張替えを検討するにあたり「おおよその費用が知りたい」という方向けに、住宅によく使用される5種類の床材別の費用相場を紹介します。ただし、同じ床材でもグレードによって相場よりも高くなるケースもあります。


以下の表はあくまでも目安年、詳しい費用は業者に見積もり依頼をすることをおすすめします。



床の張替えを行うタイミング


床の張替えは頻繁に行うものではないため、「気づいたら寿命を迎えていた」というケースも少なくありません。張替えは、どのようなタイミングで行うとよいのでしょうか。


床材ごとの張替時期


床の張替え時期は、床材によって異なります。目安は以下の通りです。


  • フローリング:15~20年
  • クッションフロア:6~10年
  • フロアタイル:6~10年
  • カーペット:5~6年
  • 畳(新調):10~15年


畳は「裏返し」や「表替え」などのメンテナンス方法があり、裏返しや使用開始から2~5年ごとに行うのが一般的です。畳表面を新しくする「表替え」は、裏返しから5年ごとに行います。メンテナンスを行うと、20年ほど同じ畳を使い続けられる可能性があります。


張替えのサイン

床材に以下のような状態が見られる場合は、張替え時期を迎える前でも早めに張替えを検討することをおすすめします。


  • 色褪せ、変色している
  • へこみや傷が目立つ
  • 歩くと床がきしむ
  • 床が沈むような感触がある
  • 壁とのすき間が広がっている
  • 湿気などで膨張している
  • カビが生えている など


これらは見た目を悪くするだけでなく、安全性や快適性にも影響します。特に湿気やカビは、健康被害や住宅基礎部分の劣化を引き起こすリスクがあるため、注意しましょう。


床の張替え時に注目したいポイント


床の張替えを行うときには、次の3点にも注目しましょう。


下地の状態


床のきしみや沈むような感触がある場合は、表面の床材だけでなく、下地も劣化している可能性があります。下地の状態が悪いまま張替えをしても、根本的な解決にはなりません。経年劣化した床は、下地までチェックしてもらったうえで施工内容を決定しましょう。


耐水性


洗面所やキッチンなど、水回りの床の張替えを行うときには、床材の耐水性に特に注目しましょう。耐水性が低い床材に張替えると、浸水して下地に悪影響を及ぼすかもしれません。迷ったら、耐水性の高いクッションフロアやフロアタイルがおすすめです。


集合住宅では管理規約も確認!


一戸建ては床材を自由に選べますが、マンションの場合は規定によって使用可能な床材が決まっていることもあります。階下への配慮から、防音性のあるフローリングのみ使用できるケースも多いので、リフォーム前には管理規約も必ず確認してください。


床の張替えによくある質問

床の張替えや張替え費用について、よくある質問をまとめました。


Q:床の張替えにかかる時間はどれくらいですか?


A:床材や張替え面積、施工内容によります。

6畳をフローリングに張替える場合は2~3日、カーペットなら1日程度です。張替え面積が広い、下地の補修が必要など、状況によって施工期間は変わってきます。


Q:住みながらの張替えはできますか?


A:基本的には可能です。

広範囲を張替る場合も1箇所ずつ進めていくので、住みながら張替えられるケースが多いです。しかし、工事内容や方法、規模によってはできないこともあります。


Q:床の一部のみ張り替えは可能ですか?


A:できないケースが多いです。

技術的には不可能ではありませんが、一部だけ質感や色が変わってしまったり、浮きや隙間ができたりする可能性が懸念されます。そのため、全面張替えのみ行う業者が多い傾向にあります。


まとめ


床の張替え費用を決める要素は「床材の種類」と「張替え面積」の2点です。費用目安を知ると、具体的な床材が選びやすくなります。


どの床材にするか迷ったら、機能性が高く耐用年数も長いフローリングを選ぶのがおすすめです。クロスや家具などとの調和も考慮し、納得できる床材に張替えてくださいね。


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