外壁塗装で後悔しない!プロが教えるおすすめ塗料の選び方 

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外壁塗装を検討しているとき、一番頭を悩ませるのが塗料選びではないでしょうか。


ホームセンターに行くと種類がありすぎて、正直どれを選んだらいいかわからないという人がほとんどです。安い塗料で済ませて数年後に後悔するケースも少なくありません。


そこで今回は、数々の外壁塗装を施工してきた弊社が、失敗例も踏まえながら塗料選びのコツについて詳しく解説します。


外壁塗装の塗料別おすすめポイント

外壁塗装で使う塗料は、思っているより種類があります。価格も数万円から数十万円まで幅広く、性能も全然違います。


塗料の種類によって、それぞれにハッキリとした特徴があります。まずはどんな塗料があるか、把握しておくことから始めましょう。


アクリル塗料:安いけど短命


アクリル塗料は外壁塗装用の中で一番安い塗料です。色の発色がきれいで、比較的色あせもしにくいという特徴があります。ただ、耐用年数が4~7年程度と短いのが難点です。


現場でも「安く済ませたくて選んだけど、もう塗り替えが必要になった」という相談が多いです。一時的に出費を抑えることはできますが、長い目で見ると何度も塗り替えることになってしまいます。


ウレタン塗料:昔は人気だったけれど


ウレタン塗料は一昔前まで、価格と性能のバランスが良い塗料として人気でした。さまざまな材質に密着しやすく、木部や鉄部にも使えて便利です。


塗装してから6~10年程度はもちますが、紫外線に弱いのが大きなデメリットです。


とくに、南側や西側の壁では劣化が早く進んでしまいます。「思ったより早く色が変わってきた」という話も耳にします。


今では部分的な補修に使うことが多く、外壁全体への使用はあまりおすすめしていません。


シリコン塗料:今一番選ばれている


現在の外壁塗装で一番人気なのがシリコン塗料です。価格と性能のバランスが良く、実績も豊富です。


塗装してから10~15年もつので、一般的な住宅には十分な性能です。汚れや色あせにも強く、カビや藻も生えにくいのでメンテナンスが楽になります。


ウレタンより初期費用は上がりますが、塗り替え回数を考えるとコスパはいいので、迷ったらシリコンを選んでおけば後悔しないでしょう。


フッ素塗料:高いけど長持ち


フッ素塗料は高級塗料の代表で、塗装してから15~20年と長い耐用年数が特徴的です。紫外線や雨風にも強く、厳しい環境でも安定した性能を発揮するのも魅力です。


また、汚れがつきにくく、ついても雨で流れ落ちるセルフクリーニング機能もあります。


価格はシリコンの1.5~2倍くらいになりますが、長く住む予定の家や、塗り替えの手間を減らしたい人にはおすすめです。


無機塗料:最高レベルの性能


無機塗料は最新技術を使った塗料で、紫外線を受けてもほとんど劣化しません。耐用年数も20~25年と長いのが特徴です。


また、燃えにくい性質もあり、防火面でも安心です。


ただし価格は一番高く、施工できる業者も限られています。高性能を求める人向けの塗料と考えてよいでしょう。


外壁塗装の塗料選びで失敗しない選び方

塗料選びは価格だけ見て決めると、後で後悔することが多いです。


現場で数え切れないほどの外壁塗装をしてきた経験から、重要なポイントを4つお伝えします。


長期的な費用で考える


塗料選びで一番大事なのは、長期的にかかる費用を計算することです。


安い塗料で頻繁に塗り替えるのと、高い塗料で長期間維持するのでは、どちらが結局安く済むか考えてみるのがポイントです。


塗装工事は塗料代以外に、足場代や人件費、養生費などがかかります。これらの費用は塗料のグレードに関係なく発生するため、塗り替え回数が少ないほど経済的です。


住んでいる場所に合わせて選ぶ


家の立地によって、塗料に求められる性能は変わってきます。


  • 海岸近くでは塩分で劣化しやすいので「フッ素系の塗料」
  • 日差しの強い場所は「シリコン以上のグレード」
  • 排気ガスや粉塵が多い環境は「汚れがつきにくい機能のある塗料」など


海の近くなら塩害対策、日当たりが良すぎる場所なら紫外線対策、交通量の多い道路沿いなら汚れ対策を重視して塗料を選ぶと長期間きれいな状態を保てます。


外壁の材質との相性をチェック


外壁の種類によって、相性の良い塗料は違います。サイディングやモルタル、ALC、コンクリートなど、それぞれに適した塗料があるので確認が必要です。


金属系のサイディングには密着しやすい塗料、モルタル壁には柔軟性のある塗料が向いています。また、古い建物では下地の状態も大切です。


しっかり密着する塗料を選んで、適切な下地処理をすることが重要です。


色選びも慎重に


塗料の色によって、劣化の見え方や汚れの目立ち方が全然違います。


  • 濃い色や鮮やかな色は色あせが目立ちやすい
  • 薄い色は汚れが目立ちやすい


長期間きれいに保ちたいなら、グレーやベージュなどの中間色が無難です。


ツヤありかツヤなしかでも汚れの付き方が変わるので、見た目を重視するかメンテナンスのしやすさを重視するかで判断が分かれます。


まとめ


外壁塗装の塗料選びは、家の将来を決める大切な判断です。価格だけでなく、どのくらいもつか、住んでいる環境に合うか、将来の計画も含めて総合的に考えることが大切です。


迷った時はコスパの良いシリコン塗料を基準にして、もっと高い性能が必要ならフッ素塗料や無機塗料を検討してみてください。


外壁塗装のお悩みは「有限会社セーワ住設」にお任せください!


弊社は、千葉県内全域を主体に県内全般に仕事をいただいております。創業から約40年経ち、住まいのプロフェッショナルとして多くの実績を築いてまいりました。


戸建住宅の建築からリフォーム、ユニットバス、キッチン、給湯器などの施工には特に力を入れております。是非お気軽にお問い合わせください。