【雨どいの修理】費用相場や修理が必要なケース 

屋根の軒先に取り付けられた雨どいは、雨水のスムーズな排水に欠かせない重要な部分です。雨どいの修理が必要になった場合、費用相場が気になる人も多いのではないでしょうか。


今回は、雨どいの修理費用相場や、修理が必要な状況などを解説します。


雨どいの修理が必要なケース

雨どいは、軒先で雨水を受ける横どいと、地面に排水する縦どいの、大きく2つの部品で構成されています。雨どいの修理が必要になるのは、次のようなトラブルが起こった場合です。


経年劣化


雨どいの耐用年数は20~30年ほどといわれており、住宅を構成するさまざまな箇所のなかでも長めです。しかし、耐用年数を過ぎると劣化が進み、ひび割れや腐食、変形などが起こりやすくなります。


自然災害


台風や大雪、地震などの自然災害により、雨どいが破損・変形することもあります。1階よりも2階部分のほうが自然災害の影響を受けやすいので、災害発生後は特に横樋のトラブルに注意が必要です。


機能低下


雨どいに落ち葉や泥などのごみが詰まったまま放置すると、雨どいの機能が低下してしまいます。雨水が雨どいを伝って地面に排水されないと、外壁からの雨漏りやベランダの浸水、洗濯物への被害なども起こるかもしれません。


その他


ほかにも、以下のような理由で雨どいの修理が必要になることもあります。


  • 自動車・自転車などの衝突による、雨どいの破損
  • 施工不良
  • 雨どいを支える金具のトラブル など


取り付けてからの年数だけでなく、雨どいの状態によっても修理を検討する必要があるでしょう。


雨どいの修理にかかる費用相場は?

さまざまな理由で雨どいの修理が必要になった場合、修理にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。大きく4つのケースにわけて解説します。


DIY


自分でできる簡単な修理の場合、費用相場は5,000円前後です。業者に依頼するよりも安価ですが、自分で工具などを用意しなければならず、専門的な知識や技術も求められます。また、高所部分の雨どいの修理を自分で行うのは危険です。


足場不要な雨どいの修理


低所の修理は足場が不要なので、費用相場は1~10万円ほどです。部分的な修理は、1箇所につき1~3万円ほどで、部品の交換が必要になると費用が高くなります。DIYよりも費用はかかりますが、作業をすべてプロに任せられるので安心です。


足場が必要な部分修理


高所の修理には足場が必要なので、費用相場も5~35万円ほどと一気に上がります。足場は種類や設置範囲によって費用が大きく変わるので、相場以上の修理費用になることもあります。


足場は安全かつ正確に作業をするために欠かせないもので、安全衛生法でも高所作業における足場設置が定められているので、「足場不要で修理をする」ということはできません。


雨どい全体の交換


経年劣化や全体的に破損が酷い場合などには、雨どい全体を交換する必要があります。全体交換にかかる費用相場は、20~80万円ほどです。全体交換も足場の設置が不可欠なので、足場代によって費用が変わります。


雨どいの修理費用を相場より抑える方法

雨どいの修理費用は、足場代の影響もあるので大きく抑えるのは難しいケースも多いです。しかし、工夫をすれば相場より安価に修理できる可能性があります。


相見積もりを取る


雨どいの修理に限らず、複数の業者に相見積もりを取るのは費用を抑えるのに有効です。3~4社ほどに絞って見積もりを依頼すると、適正価格がわかります。


相見積もりを取る際は、工事内容や材料を統一します。また、「相見積もりを取る」旨を伝え、最終的に依頼しない業者にも断りの連絡を入れるなど、マナーを守って行いましょう。


屋根・外壁工事と一緒に行う


屋根や外壁の塗装や修繕の際も、足場は必要です。屋根・外壁工事と併せて雨どいの修理を行えば、足場代を何度も払わなくて済みます。メンテナンスが必要な箇所をまとめて工事するのも、費用を抑える方法の1つです。


定期的にメンテナンスをする


耐用年数を迎えた雨どいは、交換などの大がかりな修理が避けられない場合もあります。しかし、定期的にメンテナンスをすれば、よい状態を長く保てます。


こまめにメンテナンスを行うと、そのぶん費用がかかってしまうイメージもあるでしょう。しかし、長い目で見ると、メンテナンスをしないでトラブルが起こってから修理をするよりも安く済むことも多いです。


定期的なメンテナンスによって住宅の劣化を遅らせ、よい見映えも保てるので、ぜひ信頼できる業者に相談してみてください。


火災保険を使う


台風などの自然災害の影響で雨どいの修理が必要な場合は、火災保険が適用される可能性があります。補償範囲や受け取れる保険金の額は、契約内容によって異なります。


また、保険金の受け取りは被害から3年以内という決まりがあります。一定期間を過ぎてから交換・修理をすると保険が適用する内容でも対象外となってしまうため、注意が必要です。


申請時には、被害状況がわかる写真があると便利です。また、修理にかかる費用の見積もりや、申請書類なども必要になります。詳しくは、契約している保険会社に問い合わせましょう。


まとめ


雨どいの修理にかかる費用相場は、修理内容や修理箇所によって異なります。DIYは安価ですが、高所作業は危険ですし、修理後の保証もありません。迷ったら専門業者に依頼して、点検や修理をしてもらうのがおすすめです。


定期的なメンテナンスも行いながら、雨どいが正しく機能するようにしましょう。


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