【一人親方のデメリットに悩んでいる方へ】職人から施工管理に転職するメリットと成功のポイント

皆さんこんにちは。千葉県大網白里市を拠点に、戸建住宅の建築やリフォーム、ユニットバス・キッチンなどの施工を手掛けている有限会社セーワ住設です。


建設業界には、特定の会社の従業員になるのではなく、一人親方(個人事業主)として働いている職人も大勢います。自由に働けるのが一人親方の魅力ですが、世の中が何かと不安定な昨今では、「このまま一人親方でいていいのかな?」と悩む方もいるでしょう。


そんな方におすすめなのが、建設現場全体の責任者である「施工管理」になり、企業に所属する正社員として働くという道です。ここでは、一人親方のデメリットや施工管理のメリット、転職先を選ぶ際のポイントについて解説します。


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■一人親方(職人)のデメリット



一人親方は、仕事の量やスケジュールを自分で決めることができ、自由な働き方ができるのが何よりのメリットです。一方、フリーランスであるがゆえのデメリットもあります。主なデメリットは以下の2つです。



・収入が不安定

フリーランスである一人親方は、営業活動も自分自身で行い、仕事を取ってくる必要があります。やり方次第でどんどん稼げる反面、思うように仕事を獲得できず、収入が不安定になってしまうことも少なくありません。


また、2024年10月からはインボイス制度が始まり、これまでは非課税事業者だった年収1,000万円以下の個人事業主も、事実上消費税の納付が義務付けられました。納税しないこともできますが、その場合は取引先から敬遠され、仕事が減少する可能性があります。いずれにしても、今後はより不安定な立場になると予測されるのです。



・体力や年金の関係で将来が不安

一人親方は、ずっと現場の職人として働き続ける必要があります。業種にもよりますが、年を取ると体力的にきつくなり、肉体労働を続けるのが難しくなることも多いでしょう。


また、一人親方は企業に雇用されていない立場上、厚生年金に加入できません。将来受給できる年金は、原則として国民年金に限られています(国民年金基金などに加入することは可能)。こういった事情により、一人親方は将来に不安を覚えがちなのです。




■施工管理のメリット~職人時代の経験も活かせる!



一人親方の職人から正社員の施工管理に転職すると、さまざまなメリットが得られます。しかも、職人時代の経験を活かすこともできるのです。主なメリットを見ていきましょう。



・収入が安定する

正社員になれば、仕事は会社の営業担当者が取ってきてくれるので、自分で仕事を獲得してくる必要がありません。インボイス制度の影響も受けないため、収入が安定しやすいのが第一のメリットです。また、施工管理は建設現場のリーダーであり、大きな責任を負っている分、給与の金額も職人より高い傾向にあります。


さらに、施工管理は将来性もあります。施工管理は建設現場に必要不可欠な仕事ですが、建設業界の他の仕事と同じく、人手不足の状態です。当面は売り手市場が続くと見込まれるため、今から転職しても十分に就職先が見つかります。


建設業自体も、今後さらなる発展が見込まれる仕事です。人間が生活を続ける限り、建物やインフラは必要とされ、新築工事や建て替え、リフォームなどの需要が常に生まれ続けます。


実際に、高度経済成長期から約半世紀が経過した今、老朽化した建造物の更新や都市の再開発などの工事が多数実施されています。相次ぐ自然災害からの復興工事も重要な仕事です。当然、施工管理の活躍の場も無数にありますから、一流の施工管理になれば仕事の獲得に困ることはないでしょう。



・仕事の幅が広がり、キャリアアップにつながる

多くの場合、職人は特定の分野に特化した存在です。そのため、「このままだと将来の選択肢が狭まるのでは?」「もう少し仕事の幅を広げてみたい」と考える方もいるでしょう。


そんな時は、一度職人を離れて施工管理になってみるのがおすすめです。施工管理は、工程管理・品質管理・安全管理・原価管理の「4大管理」をはじめとして、多種多様な業務をこなす必要があります。必然的に幅広いスキルと経験が身につき、それを他の仕事に活かすことができるのです。


さらに、責任あるポジションを務めているということで、社会的な評価・信頼も高まり、キャリアアップにつながります。施工管理としての経験を積んだ後で、職人に戻ることもできますから、転職可能な年齢のうちに施工管理に挑戦してみるといいでしょう。



・職人時代のスキルや経験を活かして働ける

施工管理は直接現場作業をする仕事ではありませんが、職人時代のスキルや経験は施工管理業務にも活かすことができます。なぜなら、現場全体の責任者である施工管理は、職人への適切な指示出しや安全・品質・原価管理などを行う立場上、作業に関する知識も求められるからです。


新卒や異業種からの転職で施工管理になった人は、作業の内容や工程に関する知識がないため、最初のうちは指示出しやトラブル対応、調整業務などで苦労することが少なくありません。しかし、職人から施工管理になった場合は、現場作業の知識や経験が豊富にありますから、適切な指示を出すことができます。


そして何より、現場の職人たちの考え方や事情をよく理解しているため、職人の目線に立った指示出しができ、職人からの信頼を獲得しやすいのが大きな強みです。結果として、現場のチームワークや生産性・安全性の向上につながり、会社からの評価も高まります。元職人は、施工管理に最も適している存在かもしれません。




■一人親方から施工管理に転職する時は、会社のここをチェック!


現在、施工管理は人手不足の状態なので、多くの会社は経験を問わず人材を募集しています。職人としての経験と意欲がある方なら、大抵は歓迎されるでしょう。


しかしながら、入社できればどんな会社でもいいわけではありません。施工管理としてスムーズにキャリアアップし、安定して働くためにも、転職先を選ぶ時は以下のポイントに注目しましょう。



・研修体制や資格取得支援制度が充実しているか

施工管理は、現場の作業とは性質が大きく異なる仕事です。職人時代のスキルや経験が活かせるのは間違いありませんが、施工管理業務自体は基本的なことから覚えていかなければなりません。そのため、研修体制が充実していて、未経験者でも丁寧に教育・指導してくれる会社を選ぶといいでしょう。


また、施工管理は特定の資格を持っていなくても従事できる仕事ですが、キャリアアップするためには「施工管理技士」などの資格を取得する必要があります。資格の取得には費用がかかりますから、資格取得支援制度が充実している会社を選ぶのがおすすめです。会社が費用を出してくれるため、経済的な負担を感じることなく資格を取得できます。



・職人出身の施工管理者がいるか

職人から施工管理へのキャリアチェンジ・転職を推奨している会社は数多くあるものの、残念ながら実現できていないというケースは珍しくありません。そこで、転職先を選ぶ時は、職人や一人親方から施工管理になった人が在籍しているかどうかを確認してみましょう。


すでに実績がある会社であれば、それだけ教育体制がしっかりしており、キャリアチェンジが成功しやすいということです。また、職人から施工管理になった先輩にアドバイスを求めることもできます。



一人親方にもメリットはありますが、「安定して働けるかどうか」という点に注目すると、やはり正社員のメリットが大きくなります。加えて施工管理であれば、仕事の幅を広げてキャリアアップし、長く安定して働くことが可能です。現在は一人親方の職人だけれど、将来に不安があるという方は、正社員の施工管理に転職する道を検討してみてはいかがでしょうか。


セーワ住設では、戸建新築やリノベーションの工事現場で施工管理として働いてくれる方を募集しています。社長は15年以上現場の職人として経験を積み、先代から会社を引き継ぎました。常に職人と同じ目線に立って仕事をしてきたため、職人や従業員と良好な信頼関係を築いています。


また、弊社は各工事専門の職人が在籍しており、外注する会社と比較して、意思疎通がスムーズでストレスなく仕事がしやすい環境です。社内で連携が取れているため、毎朝の朝礼もありません。


仕事を覚えた後の働き方は、基本的に個人の裁量に任せています。たとえば、朝一から打ち合わせが入ってしまった場合は、2時間早く出社する代わりに2時間前倒しで業務を終えるなど、柔軟に調整可能です。


教育体制も整っているため、未経験からでも一流の施工管理へと成長できます。仕事に関係する資格の取得費用は、全額会社負担なので安心です。皆さんも、働きやすい環境で施工管理としてキャリアアップしてみませんか? 興味のある方はお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。




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