共働きや子育てで忙しい毎日、洗濯物の管理に手を焼いていませんか?
「洗う・干す・畳む」という作業がバラバラな場所で完結してしまう間取りは、地味にストレスの原因になります。ランドリールームは、その悩みをまるごと解決してくれる空間ですが、リフォームで失敗したという声もあるのが現実です。
「費用の見込みが甘かった」
「湿気がひどくてカビが出た」
「使い勝手が悪かった」
そうならないために、ランドリールームの実用的なリフォームについて詳しく解説します。
リフォームでランドリールームをつくる費用の目安

気になるのは、やはり費用ではないでしょうか。既存スペースの活用か新たに間仕切りを設けるかによって、金額は大きく変わります。
施工パターン別に見ていきましょう。
既存の洗面所・脱衣室を拡張する場合:30〜80万円程度
隣接する押し入れやクローゼットを取り込んで広げるケースが多く、工事規模が比較的小さいため費用も抑えやすい方法です。まず検討したいのが、このパターンではないでしょうか。
和室や洋室の一部をランドリールームに転用する場合:50〜120万円程度
給排水の配管を引き直す必要があり、水回りから遠い部屋ほど費用がかさみます。「余っている和室を活用したい」という方に多い選択肢ですが、見積り段階での配管コスト確認が肝心です。
新たに間仕切りを設けて専用室をつくる場合:80〜150万円程度
設備や内装、換気、配管をすべて新設する、フルリフォームに近い内容です。自由度が最も高いぶん、費用も高くなります。将来的な使い勝手まで見越して設計できるのが強みです。
なお、国土交通省の「住生活基本計画」では居住水準の向上に向けた設備整備が推進されており、家事効率化を目的としたリフォームが補助金の対象になるケースもあります。自治体の助成金制度もあわせて確認してみてください。
参照:国土交通省「住生活基本計画」
ランドリールームリフォームの失敗しない間取りのポイント
「ランドリールームを作ったけど使いにくい」という声で一番多いのが、間取りの計画ミスです。広さや設備の配置、動線、それぞれに見落としやすいポイントがあります。
広さの見積りが甘い
ランドリールームに必要な最低限の広さは、2〜3畳程度。洗濯機・乾燥機を並べて室内干しスペースも確保するとなると、1畳では到底足りません。作業中に後ろを向いても詰まらない広さ、というのがひとつの目安になります。
収納スペースを後回しにする
洗剤や柔軟剤、ハンガー、洗濯ネットなど、洗濯まわりの小物は思った以上に多いです。後から棚を置こうとしたら動線が狭くなった、というのはよくある失敗です。設計の段階から収納計画を盛り込んでおきましょう。
脱衣室・浴室との動線がバラバラ
ランドリールームは単体で考えるより、脱衣室や浴室、クローゼットとの「つながり」で設計するほうがはるかに使いやすくなります。脱いだ服をそのまま洗濯機に入れ、乾いたらすぐ収納へ。この流れをどれだけスムーズにできるかが、満足度を左右します。
【湿気・換気対策】ランドリールームのリフォーム

室内で洗濯物を干す以上、湿度管理は避けて通れません。リフォーム後に最もよく聞く後悔が「換気が足りなかった」というものです。設備と素材の両面から対策を考えましょう。
換気設備は専用のものを設置する
一般的な換気扇では湿気の排出が追いつかないことがあります。ランドリールーム専用の換気乾燥機(浴室乾燥機と同等のもの)を天井に設置するのが基本。24時間換気との併用も効果的です。
壁材・床材の選定も重要
調湿性の高い壁材(珪藻土・調湿クロスなど)を使うと、湿度変化をある程度やわらげられます。床は水に強い塩ビ系のフロアタイルやクッションフロアが適切です。無垢フローリングは水分を吸ってしまうのでランドリールームには不向きです。
窓の有無は換気計画とセットで考える
窓があれば自然換気も期待できますが、外壁に面していない部屋では設置できないケースもあります。その場合は機械換気を強化することで補います。採光・換気・プライバシーのバランスを見ながら、設計士に相談するのがベターです。
よくある質問(FAQ)
ランドリールームのリフォームを検討していると、費用や構造のことで「これってどうなんだろう」と迷う場面が出てきます。よくいただく疑問をまとめました。
Q.マンションでもランドリールームはつくれますか?
A.マンションの規約によって異なります。
条件付きで可能なケースもありますが、管理規約や構造上の制限によって間仕切り変更や配管工事が制限されている場合があります。リフォーム前に管理組合への確認と、専有部分・共有部分の範囲の整理が必須です。
Q.和室をランドリールームに変えるとき、特に気をつけることは?
A.和室は畳・土壁・押し入れなど、湿気に弱い素材が多く使われています。
床下の状態や断熱性の確認、防湿シートや下地補強が必要になることもあります。水回りから離れた場所にある和室は配管コストが上がりやすいので、見積りの段階でしっかり確認しておきましょう。
Q.換気乾燥機を使うと光熱費はかなり上がりますか?
A.頻繁に使えば、多少の電気代増加はあります。
ただし、浴室乾燥機の代替として使う場合や、ガス乾燥機(乾太くんなど)との組み合わせによってはランニングコストが下がることもあります。
まとめ
ランドリールームのリフォームは、毎日の家事負担を大きく減らせる反面、費用や間取り、湿気対策のどれかひとつでも甘くみると後悔につながります。「広さと動線の設計」「換気設備の選定」「配管工事の費用確認」この3点を押さえた上で、信頼できる業者に相談することが、失敗しないためのポイントです。
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