【水回りリフォーム】一般的な費用や工事期間と、費用を抑える工夫 

リフォームを検討する際、多くの人が疑問や不安を抱えるのが費用です。水回りリフォームには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。


今回は、水回りリフォームの費用相場や工事期間、費用を抑えたリフォームの方法などを解説します。


場所別!水回りリフォームの費用と工事期間の目安

水回りには、キッチン・浴室・洗面所・トイレの大きく4カ所があります。それぞれの場所のリフォーム費用と工事期間の目安を見てみましょう。なお、管理費や交通費、人件費などの諸経費は含みません。


キッチン


  • 費用目安:30~150万円
  • 工事期間の目安:2~6日


小規模なキッチンは低価格、短期で施工できますが、設備の入れ替えやレイアウト変更などを行うと、費用が高く、工期も長くなります。


浴室


  • 費用目安:50~150万円
  • 工事期間の目安:2~6日


工場で製造された壁や床、浴槽などを組み立てるユニットバスは、費用と工期を抑えやすく、断熱性・気密性に優れているのが特徴です。昔ながらの方法で施工する「在来工法」は、費用・工期がユニットバスより上がりますが、最近はユニットバスが主流となっています。


洗面所


  • 費用目安:10~50万円
  • 工事期間の目安:1~4日


洗面所のリフォーム費用は、洗面化粧台のグレードが大きく影響します。また、本体の移動が必要なリフォームは、費用だけでなく工期もかかってしまう傾向にあります。


トイレ


  • 戸建て:15~50万円
  • 工事期間の目安:1~3日


便器本体の交換のみや、壁や床の張り替えの場合、費用はあまり高くなりません。しかし、和式から洋式への交換は、給排水管工事や電気工事も伴うため、50万円以上かかるケースもあります。


水回りリフォームの費用を抑える方法はある?

水回りリフォームは1カ所だけでも10万円以上かかるので、「できるだけ費用を抑えたい」と考える人も多いです。リフォーム費用を抑える、4つの工夫を紹介します。


水回りをまとめてリフォームする


4カ所の水回りすべてをリフォームすると、単純計算で105~400万円(諸経費別)の費用がかかります。しかし、1カ所ずつ行うよりも費用を抑えやすいので、まとめてリフォームするのも1つの方法です。


水回り設備は、いずれも10~20年ほどの寿命なので、1カ所に劣化や不具合が生じたら、そこから数年以内にほかの水回りもリフォームの必要性が出てきます。まとめて行えば諸経費を抑えたり、割引してくれたりするので、結果的にお得になる可能性が高いです。


グレードを落とす


キッチンや浴槽、便座などはさまざまなメーカーが製造しており、グレードも異なります。グレードを落とせば、そのぶん設備・材料にかかる費用を抑えられます。


生活のうえで「どのような機能が必要か」を洗い出すと、安価でも不便を感じることが少ない水回りを実現できるでしょう。


セット工事を活用する


業者によっては、水回り3点、もしくは4点をお得に施工できる「セット工事」を用意しています。低価格で仕入れた製品による施工と、諸経費の削減で安価に行えるセット工事は、相場よりも費用を大きく抑えた施工が可能です。


補助金・助成金を申請する


リフォーム内容によっては、補助金や助成金を利用してリフォーム費用を抑えることもできます。補助・助成額は制度によって異なりますが、条件を満たせば100~200万円の補助が受けられるものもあります。


国が行っているものだけでなく、地方自治体による独自の補助金・助成金も存在するので、リフォームを検討する際には、調べてみるとよいでしょう。


3点、4点セットの費用相場と注意点

前述のセット工事は、水回りから3カ所を選んで行う「3点セット」と、水回りすべてをまとめて工事する「4点セット」が主流です。費用の目安を見てみましょう。



諸経費も含めて上記の費用なら、個別に行うよりもお得だといえます。


ただし、セット工事で使用される設備は施工業者がプラン用に用意したものに限られるため、自由に選べません。また、「設備の入れ替え」を原則としており、レイアウトや内装の変更、補修工事などには別途費用がかかるケースが多いです。


セット工事を検討する際は、設備や工事範囲などの制限があることを事前に理解しておきましょう。


よりよい水回りリフォームを実現するポイント


費用を抑えながらもよりよい水回りリフォームをするためには、以下の5点について考える必要があります。


  • 設備:カタログだけで判断せず、ショールームなどで実物を見て決める
  • 保証:もしものときの保証、アフターサービスの内容や充実度を確認する
  • 規約:マンションの場合は管理規約を事前に確認し、管理組合に相談する
  • 仮住まい:まとめてリフォームする場合、水回りが使えないあいだの仮住まいの確保やそれにかかる費用も加味しておく
  • 業者:複数の業者を比較し、信頼できる業者を選定する


水回りは生活に欠かせない設備ですので、不便・不具合ができるだけ起こらないリフォームになるよう、事前準備も怠らないようにしましょう。


まとめ


水回りリフォームにかかる費用は場所ごとに異なり、1カ所ずつ行うよりもまとめてリフォームをしたほうが費用が抑えられます。より安価にリフォームできるセット工事を利用するのも選択肢の1つですが、制限も多いため注意が必要です。


よりよいリフォームのためのポイントも踏まえ、快適な住居の実現に向けたリフォームを実施しましょう。


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