6月は雨が多くて湿度も高い梅雨の季節で、リフォームを避けてしまう方も少なくありません。しかし、お風呂やキッチン、トイレなどの水回りリフォームに関しては、6月が1年のなかで最もおすすめのタイミングです。
今回は、建築施工管理技士の視点から、6月に水回りリフォームを行うべき理由と、梅雨の悩みを解消してくれる最新の設備について解説します。
6月に水回りリフォームを検討すべき3つの理由

なぜ、水回りの工事は梅雨の時期がよいのでしょうか。それには、生活の悩みとリフォーム業界の裏事情が大きく関係しています。
劣化のサインに気づきやすい
湿度が急激に上がる6月は、水回りの「隠れた不具合」が一気に表面化する時期です。たとえば、お風呂のタイルの目地に頑固な黒カビが広がったり、キッチンのシンク下から下水のような嫌な臭いが上がってきたり、洗面所の床がいつもよりジメジメと感じたりなどの症状があります。
これらは、目に見えない配管の隙間や、換気扇の寿命が近づいているサインです。不具合が最も分かりやすく現れる時期だからこそ、プロの業者も原因を特定しやすく、的確なリフォームプランを立てることが可能です。
猛暑が来る前に快適なお風呂にできる
7月後半から8月にかけての猛暑日には、1日に何度もシャワーを浴びる人もいます。真夏にお風呂のリフォームをしてしまうと、工事中の数日間は自宅のお風呂に入れず、大きなストレスを抱える可能性があります。
6月のうちに水回りリフォームを済ませておけば、快適で清潔な最新のシステムバスで、真夏のバスタイムを満喫することができます。
職人のスケジュールが確保しやすい
6月は、リフォーム業界が少し落ち着く時期でもあります。梅雨の影響で外壁塗装や屋根工事などの外回りの依頼が減るため、家のなかの工事に職人の手が回りやすくなります。
年度末や夏から秋にかけての繁忙期だと、何週間も待たなければならないような人気の職人や優良な業者も、この時期なら希望の日程でスケジュールを組んでもらいやすいです。信頼できる業者に丁寧で確実な工事をしてもらえるのも、6月の水回りリフォームの大きなメリットです。
梅雨の悩みを解消する、水回り最新設備

水回りリフォームを行う際に、ぜひ取り入れたい最新の設備があります。これらを導入するだけで、梅雨時期の家事ストレスが減少するでしょう。
「浴室暖房乾燥機」で梅雨の洗濯物問題を解決
梅雨の時期に頭を悩ませるのが「洗濯物が乾かない」「部屋干しの嫌な臭いがする」という問題です。お風呂のリフォームの際に「浴室暖房乾燥機」をセットで導入すれば、この悩みが解決します。
最新の浴室乾燥機は省エネ性能が高く、洗濯物が数時間でカラッと乾きます。また、入浴後の浴室を換気・乾燥させることで、カビの発生を根元から防いでくれるため、日々のお掃除も楽になります。冬場は脱衣所を暖めるヒーターとしても使えて、1年中大活躍する設備です。
「防カビ素材」と「自動洗浄機能」でジメジメ期を乗り切る
最新のシステムバスやトイレ、キッチンは、「いかに掃除を楽にするか」という清掃性に特化して作られています。
たとえば、お風呂の床は水はけがよく乾きやすい素材で、ピンク汚れがつきにくくなっています。トイレは、フチがない形状で簡単に拭けるだけでなく、使用後に自動で除菌水を撒いて黒ずみを防いでくれる機能も登場しています。
湿気が多くカビが繁殖しやすい6月だからこそ、最新の防汚機能の恩恵を強く実感できるはずです。
梅雨時期の室内リフォームにおける注意点
室内での工事でも、梅雨ならではの注意点があります。以下の点に配慮してくれる業者を選びましょう。
資材搬入時の雨対策と室内への配慮
リフォーム中は、新しい浴槽やキッチンなどの大きな資材を外から家のなかへ運び込みます。雨の日には、資材が濡れないようにカバーをかけたり、玄関先で職人がこまめに靴下を履き替えたりタオルで水滴を拭き取ったりなどの細やかな配慮が必要です。
見積もりの段階で、雨天時の搬入や床の養生についての対策を確認しておくと安心です。
換気と湿気対策
工事中はホコリが舞うため窓を開けて換気をしたいところですが、雨が降っていると窓が開けられません。室内がホコリっぽくならないよう、業者が強力な業務用の集塵機(掃除機のようなもの)を使って空気を綺麗に保つ工夫をしてくれるかどうかも、快適に工事期間を過ごすためのポイントになります。
6月の水回りリフォームに関するよくある質問

最後に、6月の水回りリフォームに関するよくある質問をまとめました。
Q:大雨が降っても、リフォームは予定通りできますか?
A:基本的には予定通り進められます。
家のなかでの作業なので、大雨でも工事は行えます。ただし、古い設備の搬出や新しい資材の搬入時に激しい雨が降っている場合は、家のなかを濡らさないように作業のタイミングを遅らせるなどの調整を行うことがあります。
Q:システムバスの交換には何日くらいかかりますか?
A:3日~1週間程度が目安です。
現在のお風呂がユニットバスであれば、解体から新しいものの設置まで3日〜4日程度です。昔ながらのタイル張りの浴室からユニットバスへ変更する場合は、基礎工事などが必要になるため、5日〜1週間程度が目安となります。
Q:洗面所と浴室は同時にリフォームした方がいいですか?
A:複数個所の同時リフォームがおすすめです。
お風呂のドア枠を新しくする際、脱衣所側の壁紙や床のクッションフロアを一部剥がす必要があります。別々の時期に行うと内装工事費が2回分かかってしまうため、セットで工事したほうがトータルコストを大幅に抑えられます。
まとめ
梅雨どきの6月は、「水回りの不具合を発見しやすく、最新設備の良さを最も実感できる」という大きなメリットがあります。
本格的な猛暑がやって来る前にカビや嫌な臭いを解消し、清潔で快適な水回りを手に入れることで、生活の質が向上します。優良な職人のスケジュールが押さえやすいこの時期を逃さないよう、ショールームを見学したり、信頼できる専門業者へ現地調査を依頼したりしてみてはいかがでしょうか。
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