夜中に床を歩いたとき、「ミシミシ」という音が鳴って家族を起こしてしまった経験はありませんか。
新築で購入した家なのに床鳴りがしたり、今まで何ともなかった賃貸マンションで急に音が鳴り始めたりすると、不安になりますよね。床鳴りにはさまざまな原因があり、中には早めの対処が必要なケースもあります。
今回は床鳴りが起こる7つの原因と、それぞれの見分け方についてお伝えします。
床鳴りとは?どんな音がするのか
床鳴りは、床を歩いたり家具を動かしたりしたときに発生する異音のことを指します。「ミシミシ」「ギシギシ」という音が一般的ですが、「キュッキュッ」「パキパキ」といった音がすることもあります。
意外かもしれませんが、木造住宅だけの問題ではありません。
鉄筋コンクリート造のマンションでも床鳴りは起こります。歩くときの体重のかかり方で床材が少しずつ動くため、その摩擦音として聞こえます。
築年数に関わらず発生する可能性があるので、音が気になり始めたら原因を探ってみることが大切です。
床鳴りが発生する7つの主な原因

なぜ床鳴りが起こるのか、その原因を追求していきましょう。
1. 根太(ねだ)の施工不良や劣化
根太は床板を支える横木のことで、床の骨組みとも言えます。ここと床板の間に隙間があったり、固定が甘かったりすると、歩くたびに床板が動いて「ミシミシ」と鳴ってしまいます。
施工時の釘打ちが甘かったケースや、年月とともに釘が緩んでくるケースがあります。新築なのに床鳴りがひどい場合は、この施工不良を疑ってみる必要があります。
2. フローリング材の収縮・膨張
木は生きています。湿度が高ければ膨らみ、乾燥すると縮む。これを繰り返すのが木の性質です。とくに無垢材のフローリングだとこの動きが大きくなります。
梅雨時期や冬の乾燥する時期に床鳴りが増えたと感じるなら、この木材の動きが原因かもしれません。フローリング材同士がこすれ合って「ギシギシ」「キュッキュッ」という音が出ます。
3. 接着剤の劣化や施工不良
フローリング材を下地に貼り付けるとき、接着剤を使います。これが年月とともに劣化したり、そもそも施工時に接着剤の量が足りなかったりすると、床材が浮いてきて音の原因になるんです。
だいたい築10年を超えたあたりから接着剤の劣化が見られますが、施工が悪ければ新築でも起こり得ます。
4. 床下地材の不具合
床の表面だけでなく、その下の下地にも問題が潜んでいることがあります。合板やパネルの固定が不十分だったり、下地自体がたわんでいたり。
接合部分に隙間があるケースもあります。特定の場所だけ集中して床鳴りがする場合、その部分の下地に何か問題があるのかもしれません。
5. 二重床構造の問題
マンションでよく使われる二重床は、コンクリートの上に支持脚を立てて床を作る仕組みです。この支持脚の固定が緩んでいたり、床パネルとの接続部分に不具合があったりすると、「コツコツ」「カタカタ」という独特の音が発生します。
階下への音漏れにもつながるので、集合住宅では特に注意したいところです。
6. 床材と壁の取り合い部の問題
フローリングと壁の境目には、木材が膨張したときのための隙間を作っておくのが基本です。でもこの隙間が足りないと、膨張したフローリングが壁に押し付けられて「パキパキ」と音がします。
巾木を外して確認すると、フローリングが壁にぴったりくっついているのがわかることもあります。
7. シロアリ被害や腐朽
木材がシロアリに食べられていたり、湿気で腐っていたりすると、床を支える力が弱くなって床鳴りが起こります。音だけでなく、床が沈む感じや傾きも出てくることが多いので、放っておくと危険です。
とくに水回りの近くや床下の湿気が多い場所で床鳴りがしたら、シロアリや腐朽を疑ってみてください。
床鳴りの原因を見分ける方法

専門家に診てもらうのが一番確実ですが、自分である程度判断することもできます。
音の種類から考える
「ミシミシ」なら根太や下地の問題、「ギシギシ」「キュッキュッ」ならフローリングの収縮膨張、「パキパキ」は壁際の問題、「コツコツ」は二重床の問題という具合です。
いつから鳴り始めたか
新築直後からなら施工不良の線が濃厚です。季節の変わり目だけなら木材の動き、築10年以上経ってからじわじわ増えてきたなら接着剤の劣化や経年変化が考えられます。
どこで鳴るか
一箇所だけなら局所的な施工不良や下地トラブル、家中あちこちでなら全体的な施工の問題か木材の動き、水回り付近ならシロアリや腐朽の可能性があります。
床下点検口があれば、懐中電灯で覗いてみるのも一つの手です。カビや腐り、シロアリの痕跡がないかチェックしてみましょう。
FAQ|床鳴りに関するよくある質問
床鳴りに関する質問をまとめました。
Q.新築なのに床鳴りがするのは欠陥住宅ですか?
A. 一概に欠陥とは言えません。無垢材のフローリングなら、入居後しばらくは木が乾燥する過程で収縮して音が出ることがあります。
Q.賃貸マンションで床鳴りがする場合、修理費用は誰が負担しますか?
A.基本的には大家さん負担です。普通に住んでいて起きた経年劣化による床鳴りなら、入居者が費用を払う必要はありません。管理会社か大家さんに相談してみてください。
Q.床鳴りを放置するとどんな問題が起きますか?
A.音が気になるだけならまだしも、床の構造に問題があるサインの場合もあります。放っておくと床の沈みや傾きが進んだり、シロアリなら被害が広がったり。マンションだと下の階への騒音問題にもなりかねません。
まとめ
床鳴りの原因はひとつではありません。施工の問題から木材の性質、経年劣化まで、さまざまな要因が絡み合っています。音の種類や鳴り始めた時期、場所などから、ある程度は自分で原因を推測できますが、確実なのはやはり専門家の診断です。
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